俳優の杏、今井翼、南沙良、声優の森川智之が26日、都内で行われた世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスAmazon オーディブル(以下、オーディブル)「Amazon オーディブル 戦略発表会 2022」 に登壇し、作品について語った。

 「Amazon オーディブル 戦略発表会 2022」では、音声コンテンツをより楽しむためのビジネスアップデート、今年配信予定の作品紹介を含めた新規コンテンツプロジェクトの始動を発表し、唯一無二の音声コンテンツサービスを目指す。

 今井翼、南沙良、森川智之は『サンドマン』のナレーションや声を担当する。『サンドマン』は1980年代から90年代のアメリカン・コミック界の危機的な状況にもかかわらず、その影響をほとんど受けず、毎号10万部前後を維持。年間発行数は最大で120万部に達したベストセラー。今春、オーディブルで全20話が配信される。今井はナレーション、森川は主人公のモルフェウス、南はデスを担当する。

 音声コンテンツにについて南は「読書が大好きで、私の好きな作品が揃っていたので改めてオーディブルで楽しめるかなと思っています」と、期待感が高まっているという。

南沙良

 森川は今回の作品『サンドマン』に携わることに「声優冥利に尽きます。声優の起源はラジオドラマからなんです。時代を経て新しいコンテンツとして最新の技術を使ったオーディオでドラマを作れるその一端を担えるのは光栄に思いますし、うれしく感じました」。

森川智之

 南はデスの声を担当してみて「初めて挑戦するお仕事だったので緊張や不安もあったんですけど、とても光栄な気持ちで思い切って挑戦させていただきました。

 初めてオーディブルに参加した今井は収録について「普段の生活とはかけ離れた世界観で、ナレーター、ストーリーテラーとして絵がない環境での収録は大変なのですが、この作品の背景や臨場感を大切にしてやらせていただいています」と、ナレーションを心掛けていたことだという。

今井翼

 南は「声だけでお芝居するのが初めてだったので新鮮な気持ちでやらせていただきました。本国版の声優さんのセリフの尺に(日本語を)合わせるのが難しいと思いました」と、大変だったところを明かした。

 森川はその尺を合わせるということについて「僕も難しいです。モニターに(本国版の声の)波形が出て、それにあわせていくのですが、なんか急かされているようで。これは経験した人でないとわからない(笑)」と語ると、今井は「その決まった波形の中で声をはめていくのは本当に難しかった」と共感。

 ここで『サンドマン』 エピソード1の冒頭シーンを初公開した。

 森川は今井の冒頭シーンのナレーションを聴いて「今井さんのナレーション、めちゃくちゃカッコいいじゃないですか!! 渋い声ですね〜。ライバルが出てきちゃった。ずっと聴いていたい!」と絶賛した。

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