なってみて改めて感じた「アイドルの凄さ」
――世代を超えたメンバーのMV撮影も凄そうですね。レコーディングは別々におこなったと思いますが、一堂に会したのはMV撮影?
エハラマサヒロ そうですね。あとは選ばれたときくらいですね。
――そのときはどんな会話をされましたか?
大地洋輔 選抜メンバーを発表しますとなって、そのときに席が近かったパンサーの尾形(貴弘)とか。みんな最初はふざけようという空気なんですけど、ふざけきれないという(笑)。妙な緊張感があって。徐々に選抜メンバーが選ばれ始めて、「これ、選ばれないな」と思いだしたらみんなヤイヤイ言い出して。
エハラマサヒロ あの空気は面白かったですよ。若干ふざけながら感じたピリピリ感というか。
大地洋輔 アイドルさんは本当に凄いと思いますよ。
――なってみて気付いた点もある?
エハラマサヒロ 精神力が凄いと思うよね。
大地洋輔 アイドルになるまでの過程も、これをずっとやり続けないといけないんだという。ファン投票だったりとか、その緊張感たるや…それで落ちる人もいる訳じゃないですか? やっと勝ち残ってそこからデビューして、でもそこから売れなきゃダメだとか、そのプレッシャーの中でそれでもニコニコ歌ったりとか、俺「無理だこれ」と思って。
エハラマサヒロ 総選挙絶対やってほしくないですもん。
――当事者は大変ですよね(笑)。今回、ジャケットがメンバー個別に計46枚あって、それぞれにシリアルナンバーが付いていますね。
エハラマサヒロ そうなんですよ。握手会もあるでしょ? 握手会で自分のレーンに人ゼロだったら本当に…。
――表に出ない人気投票みたいな感じですよね。これからアピール活動もしていかなければいけないという。
エハラマサヒロ 絶対そうなんですよ。広げないと。放っておいても何もしてくれないですからね。だから今インスタライブとかやって「握手会来て下さい」とかやってるんですよ。アイドルさんとかこれを毎日やってるのかと。
大地洋輔 凄いなと思うんですよ。勉強になるなと。
エハラマサヒロ 活動が昔に近くなりますよね。握手会をやって総選挙をやってって、本当に政治家さんみたいな。人と触れ合って応援してくれる人を一人でもという。
――そのシリアルナンバーが付いたジャケットは「普段見せない表情を出す」というテーマだそうですね。
大地洋輔 そうですね。これは普段出していない表情ですね。
エハラマサヒロ 基本的にちょっとカッコつけるボケとかやっている2人だから、普段たまに出すこともあるような気もするんですよ。だってこの顔するの若干恥ずかしくなかったですからね。
大地洋輔 俺も自分の中でキメ顔とかを持ってたりするんですけど、どうもポーズを間違えたっぽくて。
エハラマサヒロ (大地のジャケット写真を指して)これIKKOさんの宣材写真でしょ(笑)。
大地洋輔 それすげえ言われるんだよね(笑)。IKKOさん感が出ちゃってるんですよ。
――ジャケット撮影は普段の撮影とは違いますか?
エハラマサヒロ その雰囲気は本当に恥ずかしかったです。大人の人いっぱいいてフラッシュたくさんたいて、アーティストさんてこんな感じなのかなと。
――撮影はカメラマンとその人の会話とも聞きます。何か通じるものはありましたか?
大地洋輔 何となくワイワイ言いながら、カメラマンさんがそうしてくれたのでやりやすかったです。
エハラマサヒロ 雰囲気が凄く良くて、カメラマンさんに乗せられながら。「あっ、イイですね!」とかあるじゃないですか? それでグラビアの方が際どいポーズもしてしまうというのを聞いていて「そうなんだ」と思いながら。でもカメラマンさんが乗せてくるよりも僕のネタの部分が勝ってしまって。これ芸人の嫌な所ですよね(笑)。
――アイドル活動も本業の方に還ってくるものがある?
エハラマサヒロ それはありますね。違う経験なので。