吉本坂46「坂道には吉本坂46もしっかりいる」アイドルグループとしての誇り
INTERVIEW

吉本坂46「坂道には吉本坂46もしっかりいる」アイドルグループとしての誇り


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:20年01月23日

読了時間:約13分

 吉本坂46が2019年12月25日、3rdシングル「不能ではいられない」をリリース。今作の表題曲は今年5月のセカンドシングル「今夜はええやん」リリース時におこなわれた、選抜のCIRCUS、RED、スイートMONSTERの3ユニットによる売り上げ対決で勝利を勝ち取ったREDがパフォーマンス。結成から1年となった吉本坂46のユニットREDから榊原徹士、小寺真理、池田直人、光永の4人に今作について制作時の裏話や今後の目標など話を聞いた。【取材・撮影=平吉賢治】

今までのREDの感じとは違う

――デビュー曲から徐々に曲調が変化してきて表題曲はクールなEDM調ですね。

光永 私達のチームは“レトロかっこいい”という感じだったんですけど、そこから“今時感”が出ました。

光永

池田直人 「今までのREDの感じと違うな!」というのがあったし、サビも乗りやすくてライブで盛り上がりそうです。「みんなと歌ったら楽しいやろな」という曲です。

小寺真理 シンプルに難しい曲だと思いました。早口だし「これに加えてダンスも?」と思って(笑)。あと、歌詞もストレートで「秋元康さんは普段カワイイ女の子の曲とか書くから、REDには“どストレート”な表現をぶつけているのかな…」って思ったり。私達にはこういう歌詞を、選抜のみなさんには芸人の人生を描くような歌詞をと、そういう風にわけているのかなという勝手な想像ですけど(笑)。そうだと嬉しいです。

榊原徹士 曲を聴いた時と振り付けを頂いた時に、「過去イチ難しくない?」と思いました。期間も一番短くて。歌詞もストレートで現実的なことも言ってるなと。<残る種の保存>とか。だから僕らは今回リアルなものを追求していくのかなと思いました。他のアイドルさんが恋愛のことをやるとしたら、それは綺麗なものなんですけど、全てが綺麗なものではないし人間の本質部分を表すと思ったので、これをできるのは確かに僕らしかいないのかと思ったりしました。

榊原徹士

――REDにぴったりの曲ですね。歌詞は本能的な部分について書かれていたりしますし。

榊原徹士 めちゃくちゃ本能です。<さあ君を抱きに行こうか? Oh!>って言ってますからね。

池田直人 本能ですね(笑)。

榊原徹士 僕ら吉本がやるから昇華できる部分がいっぱいあるというか。

――そこは凄く感じたところです。言葉も入ってきやすくて。

光永 ダンスのほうも見せ場もあるし、私が想像していなかった格好良さがあるんです。

――そんな今作の前に、ユニット対決があったそうですね?

池田直人 選抜、RED、スイートMONSTERの3ユニットで2ndシングルの売上枚数を競って、勝ったチームが本作の表題曲をやれるというものだったんです。選抜は今CIRCUSというチームなんですけど、CIRCUSがずっと表題曲をやっていて、僕らREDは選抜の16人の中に入れなかったところから始まったんです。それで入らなかった16人でメンバーが集まって「いつかはとりたいねん」と思っていて、やっと取れたという気持ちはメチャメチャでかかったです。

池田直人

光永 デビュー曲は46人全員のジャケットで、そこで競うということを体験して、個人の戦いから次はグループの戦いになって、より結束ができました。REDはもともと無名な人が多いから、どれだけ手売りするか、どれだけSNSで拡散するかを一生懸命頑張った結果、1位が獲れたのかなと思います。

榊原徹士 REDは箱推しを推奨していて、それぞれの2ndシングルの「サビを踊ってみた」みたいなことをSNSでやったんです。それをリレーでやったりと色々やりました。

光永 知ってもらうために色々ね。

小寺真理 私達は「これから育ててあげたい子達が集まっているのかな」という風にお客さんが感じたんです。もう売れてるお兄さん達は無条件に「大丈夫だろう」というのが多分あったのかなと。でも私達のファンの方々は「こんなに一生懸命頑張ってる。応援してあげたい」と思ってくださって、そこから1st、2ndときて、ファンの方々がCDを買ってくれて握手会にも来てくれて。ファンの方々が頑張ってくれて、今回表題にしてくれたという思いが大きいです。「アンダーで頑張っているREDをなんとか表題にしてあげたい」というファンの方々の気持ちやったのかなと思いました。

――握手会はどんな雰囲気なのでしょうか。

小寺真理 色んな所から芸人のギャグが聞こえます。「ブラジルの人聞こえますか?」とか。「ここまで聞こてますよ!」って(笑)。

小寺真理

光永 普通の握手会ではないですね。

榊原徹士 お客さんすぐ他の人の所に見に行ってますからね(笑)。

小寺真理 私のレーンにトレンディエンジェルのたかしちゃんが「僕の所空いてますよ!」って来て(笑)。

光永 アイドルさんは自分の列がなくなったら「悲しいな…」ってなるんですけど、吉本坂46は気にせずアピールしてます(笑)。

小寺真理 それか最後の一人をめっちゃ引き止めるか(笑)。村上ショージ師匠は「なんやこれは!」って怒ったり。

光永 「俺、もう暇になったから帰ってええか?」って言うんです。「まだ時間あるんで、いてください!」って引き留めて(笑)。

小寺真理 「誰がこんなおじんと握手したいねん!」って(笑)。

池田直人 でもちゃんとショージ師匠に会いたい人達がいるんです。

――楽しそうな握手会ですね(笑)。

池田直人 是非遊びに来て頂きたいです! もし来て頂けたら誰のレーンに並びますか?

――その場合はまず、今日の4人の列に順に並ぼうかと思います。

小寺真理 ありがとうございます!

榊原徹士 あと、一回でいいんで八木真澄さんのレーンに並んであげてください(笑)。

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