吉本坂46「坂道には吉本坂46もしっかりいる」アイドルグループとしての誇り
INTERVIEW

吉本坂46「坂道には吉本坂46もしっかりいる」アイドルグループとしての誇り


記者:平吉賢治

撮影:

掲載:20年01月23日

読了時間:約13分

「このチームがいるということを忘れてほしくない」

――吉本坂46が活動を始めて1年ですが、ここまでの心境の変化は?

光永 全然違います。最初はオーディションでいっぱいいっぱいで「入れた! やった!」みたいな。ここからだなという1年でした。まわりの皆さまのおかげで、普通のアーティストではできないようなことも飛び級でさせて頂いたぶん「そこからは君達が頑張りなさい」となった時に私達がどれだけ頑張れるかという責任感が生まれました。

池田直人 そして光永さんが綺麗になりました。6年間光永さんを見てきているんですけど、良い意味で女性っぽさと色気が出て。これも吉本坂効果やと思います。

光永 アイドルとして見られる仕事になったので「あまり太らんほうがいいのかな」とか意識するようになりました。

池田直人 吉本坂やる前は鍋を食べていて「見て、口の中!」とかやってましたもん。

光永 やってたかなそんなん?

池田直人 配信に残ってますよ(笑)。無邪気が色気に変わってきたんです。

――小寺さんの心境の変化は?

小寺真理 私も入るのが精一杯でした。1stシングルの時は一番うしろのポジションで。「君の唇を離さない」の時にてっちゃんがセンターをしてくれたから勢いがついたと思うんです。「こんなに綺麗な人が吉本坂にいるんだ」というインパクトが凄くて。だけどてっちゃんはセンターなのに最初から「REDのためなら」というスタンスだったんです。

 てっちゃん推しの人が「てっちゃんが相手してくれないから他の人の所に行きます」ということがあっても、46人で個別売上げ競争していたにも関わらずセンターだからこそ「いいよいいよ。REDのためじゃん」って。その背中をうしろから見ていたから、自分がもしセンターになったらという時に、「絶対にREDのために何かをしよう」というてっちゃんが最初にセンターをやっていたことは大きいです。

榊原徹士 僕は吉本に所属しているけど、みなさんと絡むことが本当になかったんです。僕は芸人さんは凄いと思っているんですけど「みんな芸人の凄さ知らんやん」って思っちゃうんです。みんな「面白い」という概念から入りすぎじゃないかと。めちゃくちゃ努力をしてるから面白いのに。それをみんなに知ってほしかったんです。僕もこれをきっかけに知ったので、みんな知らないならやりまくればいいと。だから自分のファンよりも箱推しを推奨しているんです。誰が誰を、というよりこのチームがいるということを忘れてほしくないんです。

――チームに対する熱い想いですね。

榊原徹士 一度アイドルを経験しているがゆえですね。

小寺真理 新選組リアンもやっているのでやっぱり。

榊原徹士 挫折もボキッと味わったので(笑)。

小寺真理 てっちゃんは見せかた一つとっても本当に上手なんです。1stシングルの時は芸人チームはてんやわんやしてたのに、てっちゃんはスタスタ入って映像慣れしていて。

光永 うちらはスタジオ入って「すげー!」ってはしゃいでましたもん(笑)。

小寺真理 てっちゃんが落ち着いた姿を1枚目で見せてくれていたのが大きかったです。

――今作のMVは綺麗でゴージャスですよね。苦労した点は?

池田直人 今回はドキドキしました。エキストラの方が100人くらいいらっしゃって、その方々がキスをしながら、その間を僕らが踊ったんですけど、それって凄い異空間じゃないですか?

――確かにドキドキしそうです。

小寺真理 みんなめっちゃ見ていて男はエロいなと思いました。タナカシングルとかむちゃくちゃ近づいてましたもん。「ここまでするんですか…」って言って(笑)。

池田直人 僕はまだみんなが入る時間の前に間違って入っちゃって見てたら、「もっとキスして!」っていう雰囲気で。「嘘、嘘!」というくらい。もうドキドキしました。キスのペアを変えられちゃうところも見ちゃって「なんやこれ!」って。

――その雰囲気でのダンスは色んな意味で大変だったのでは?

光永 大変でした。最初のジャンプのシーンが思っているより難しくて、何回やっても撮れなくて。

池田直人 高く跳びすぎて画面のフレームからはみ出てましたもん。笑ってもうて(笑)。

光永 あれは跳びすぎたな(笑)。

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