撮影・田中亜紀

 2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演「いのうえ歌舞伎『天號星』」の東京公演が14日、東京・新宿のTHEATER MILANO-Zaで幕を開けた。

 【動画】乃木坂46久保史緒里&山本千尋「劇団☆新感線」初参加が躍動!美しい舞と圧巻のアクションで存在感:いのうえ歌舞伎『天號星』(3分ダイジェスト)

 座付き作家・中島かずき氏による新作公演で、江戸の町を舞台に“あっ”と驚く<入れ替わり>の物語を繰り広げる。裏稼業に生きる人々の人情劇と奇想天外な“かずき節”が唸る今作。主宰・いのうえひでのり氏による、ケレン味のある立ち回りたっぷりの王道“いのうえ歌舞伎”に、江戸情緒あふれる“池波正太郎風エッセンス”が加わり、これまでの“いのうえ歌舞伎”とは一味違う、新感線流時代活劇が誕生する。

 山本千尋が演じるのは、古田新太演じる半兵衛の女房で裏では藤壺屋の表稼業と裏稼業を取り仕切っているお伊勢の実の娘・早風のいぶき。自らも引導屋の一人として、裏稼業に携わっている役どころだ。製作発表会見では、いのうえひでのり氏や古田新太らがアクションに期待を寄せていたが、過去に共演経験のある早乙女太一らと圧巻のアクションを見せる。

 中島かずき氏は寄せたコメントで「早乙女兄弟に山本千尋さんを加えた最速の殺陣に、老獪古田新太がどういう手で立ち向かうか」とし、いのうえひでのり氏も「山本さんは、昨年の大河ドラマで披露したアクションで期待が膨らむと思いますが、そこにはバッチリ応えて誰よりも一番戦ってくれています」と期待を寄せている。

 山本千尋自身はかねてから「劇団☆新感線」の参加を熱望しており、今作でそれを叶えた。「おとっつぁん(古田新太さん)の貫禄に立ち向かう姿、また、早乙女兄弟との高速立ち回りとオンリーワンのアクションがあるいぶきを全力で演じますので、是非注目して見て頂きたいです」と気合十分で臨む。

 本作の東京公演は、『THEATER MILANO-Za オープニングシリーズ』と銘を打ち10月21日までTHEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)で上演されている。

撮影・田中亜紀

撮影・田中亜紀

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