SKE48チームKIIが6月30日、SKE48劇場(名古屋市中区)で、同チームとしては約2年ぶりとなる新公演『最終ベルが鳴る』をスタートさせた。

チームKII全員が主役になれる「最終ベルが鳴る」公演開幕

初日公演のもよう(C)AKS

初日公演のもよう(C)AKS

 2016年6月3日からおこなってきたチームKII 6th『0start』公演が6月24日に千秋楽を迎え、この日、約2年ぶりとなる新公演『最終ベルが鳴る』の初日をSKE48劇場で迎えた。

 今月16日に開催された『AKB48世界選抜総選挙』で選抜入りを果たしたチームKIIリーダー大場美奈(8位)・惣田紗莉渚(11位)・古畑奈和(15位)を筆頭に、松村香織(17位)、高柳明音(18位)・荒井優希(28位)・小畑優奈(34位)・江籠裕奈(35位)・チームKII副リーダー内山命(42位)・竹内彩姫(51位)・日高優月(76位)・青木詩織(80位)・水野愛理(93位)と、チームの正規メンバー20人中13人ものメンバーがランクインし、今や最強チームとの呼び声も高いチームKII。ファンからの注目も高まる中、いよいよ初日公演の幕が開いた。

 出演メンバー16人全員がステージに登場し『マンモス』でスタート。気合い十分なパフォーマンスでオープニングを飾り、本公演のタイトルでもある『最終ベルが鳴る』『ボーイフレンドの作り方』『偉い人になりたくない』を次々と披露した。

初日公演のもよう(C)AKS

初日公演のもよう(C)AKS

 MCコーナーでは序盤から、惣田が「皆さんがいたらこんなに楽しいんだなと思って本当に幸せです…」と目を潤ませながら話し、大場は「皆さんに“心を撃たれた! 感動した! みんなが大好き!“と思ってもらえるような公演にしたいです」と挨拶。北野瑠華は「今までは先輩について行ってましたが、この公演では私たちの世代が引っ張っていけるように、先輩を追い越していけるように頑張ります!」と意気込みを語り、竹内は「SKE48=汗だと思ってるので、皆さんも汗をかいていきましょう!」と客席に呼びかけた。

 ユニットパートは、『リターンマッチ』で惣田と内山がパンツスタイル、竹内と北野がドレスで登場し、社交ダンスさながらの華麗なダンスで魅せました。続く『初恋泥棒』では、7D2(ほぼ同時期に加入した7期とドラフト2期)の小畑・水野と太田彩夏がキュートにパフォーマンス。荒井・高木由麻奈・高柳・日高の4人による『ごめんね ジュエル』に続き、『おしべとめしべと夜の蝶々』では2人きりとなった5期生の江籠と古畑が妖艶に歌い上げ、大人の色気でファンの視線を釘付けにした。

初日公演のもよう(C)AKS

 『20人姉妹の歌』では、チームKIIメンバー20人が登場する映像をバックに、青木・大場・松村がをひとりずつコミカルな歌詞でメンバーを紹介し、客席からの笑いを誘った。

 後半は、再び全メンバーが登場し『Stand up』『Cool girl』『回遊魚のキャパシティ』『会いに行こう』の4曲を披露。チームワーク抜群のパフォーマンスで劇場の熱気を更に高め、アンコールでは小畑が「今日こうやって初日を迎えることが出来たのは、いつも支えてくださる皆さんがいるからです。チームKIIは、この公演を通して成長し合い、支え合い、もっともっと皆さんに愛してもらえるそんなチームになれるよう頑張っていきたいと思います。これからもチームKIIの応援よろしくお願いします」とコメントした。

 そして最後の曲『支え』では、高柳や惣田をはじめとするメンバーが次々に感極まって涙するシーンもあった。

初日公演のもよう(C)AKS

 高柳が「チームKII「最終ベルが鳴る」公演、私自身チームKII7回目の公演初日ということで、すごい本当に色々思い出して、たくさんの仲間が卒業して行ったけど、今の仲間がいるから今の自分がいるな、と思って『支え』って本当にいい曲だなぁ~って思って。メンバーはもちろんですけど、こうやって暖かい目で見守ってくださる皆さんが支えなので、これからも変わらず、また遊びに来たいと思ってくれたら嬉しいですし、もうすぐ10周年を迎えるSKE48をこれからも愛してくださったら嬉しいです」と涙ながらに挨拶。KIIメンバー全員にスポットライトが当たり、全員が主役になれる「最終ベルが鳴る」公演が、幕を閉じた。

 開演前、大場は今回の『最終ベルが鳴る』公演について「表現力が必要な公演で、ユニットのジャンルも様々。チームKIIがパフォーマンス力を上げ、成長できる公演だと感じています。もう1段階上のチームKIIを見せられたら! そして全国の方にSKE48 劇場に公演を見にきて欲しい」と熱意のこもった眼差しで意気込みを語っていた。チームKII全メンバーが主役になれる『最終ベルが鳴る』公演、息の合った全力のパフォーマンスは圧巻といえそうだ。

リーダー大場美奈、終演後のコメント

 9年活動してきて先輩の立場になった私でさえも、改めて劇場公演のあり方を考えて挑んだ公演でした。真ん中に固定がない公演なので、いつも前いることが多い先輩メンバーも、今回はすごく散らばっていて、三列目とか普通にあって全員が一列目で踊ることもある。先輩もうかうかしていたら、後輩に追い抜かれるような公演なんですよ。

 全員が戦わないと勝ちに行けない、という意味では、今のチームKII に合っていて、いろいろな方に、チームKII は強いね、いいねって言われてきたチームだったんですけど、上に行くのに限界はないと思っているので、そういう意味で、舞台の上でまた改めて、仲間であり、ライバルであるっていうのを表現できる。ステージの上で、戦い合うチームKII を見せられるというのは、今回の『最終ベルが鳴る』が初めてじゃないかなって思います。

 この公演は、みんなが戦い合って、バチバチで、最後に支え合って歌っているっていう姿を皆さんに見てもらいたくて、バチバチ戦っている私達を観に、見守りに、応援しに来て頂けたら嬉しいです。

小畑優奈、終演後のコメント

 シンプルに、今できる限りは、やりきったなって思いますね。まだまだ余裕がないというのが正直なところなので、これから強くしていきたいと思います。想像以上にすごく皆さん反応してくれて、コールがあるとテンション上がる感じが全く違いました。

 私は今回『支え』の曲の前にまとめる役を任されて、今まではリーダーのみなるんさん(大場美奈)がまとめ役だったんですが、今回は私がそういう立ち位置になっていて、それってすごく意味があることだと思うし、チャンスだと思うし、そういうのが苦手で「フリーズゆなな」って言われていたくらいの私が任されているというのは、嬉しいことですし、しっかり安心してもらえるように、これからこの公演を通して、成長できたらいいと思います。

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