やっとバンドになれた1年、noovy 台湾バンドがJ-POPを歌う魅力
INTERVIEW

やっとバンドになれた1年、noovy 台湾バンドがJ-POPを歌う魅力


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年02月07日

読了時間:約14分

「Singin' for you」と「First Kiss」は対照的な楽曲

――そして、カップリングに収録されている「First Kiss」はShawnさんによる作詞作曲のナンバーです。

JK

Shawn 自分で書いた楽曲なので、感情表現は今までとはまた違った感じにできそうだというところはあります。自分の曲なので、より一層ちゃんとやらなければいけないといプレッシャーもあるのですが、自信を持って前に出ていかなければならないと思っています。

――この曲はどう言ったシチュエーションから出来上がった楽曲でしょうか。

Shawn この曲はツアーを廻っているときに見た夢が発端なんです。夢から生まれた曲ですね。次作はラブソングというテーマがあったので、そういえばこんな夢を見たというの思い出しました。

Mark Shawnは夢をメモする習慣があるんです。

――なるほど。「First Kiss」はその夢の中でのストーリーなんですね。

Shawn はい。夢の中でキスをしようとしたらそこで目が覚めてしまって…。

――また良いところで目が覚めてしまいましたね…。

Shawn そうなんです。それもあって出だしは息を吸い込んで始まって、曲の最後は「ハァ…」というため息で終わるんです。

――エンディングでのため息はそういう意味だったんですね。

Shawn 歌詞は「Singin' for you」は大好きだけど、それを言えないシャイな主人公なんですが、「First Kiss」はそれとは対照的に「あなたとファーストキスがしたい」とガンガンアピールしていく主人公なんです。でも、それも結局夢なんですけど(笑)。なので「Singin' for you」と「First Kiss」は対となる楽曲になりました。

――コンセプトを持ったシングルになったわけですね。ファーストキスって日本だとイチゴ味やレモン味など形容されることがあるのですが、台湾でもそう言った表現はありますか。

JK 初恋は甘酸っぱいと表現することはあるのですが、ファーストキスはないかもしれないですね。

――なければ作ってしまうのも良いかもしれないですね。

Shawn じゃあ小籠包でどうですか?

一同 (笑)。

――オリジナリティがあっていいと思います(笑)。では、皆さんが「First Kiss」を聴いてどのような感想を抱きましたか。

Hank とても明るい楽曲だったので、僕は学校でダンスパーティーをやっているような感覚を受けました。アメリカの映画やドラマで出てくるようなダンスパーティーがイメージされました。

――Hankさんはもしかしてパーティーピーポーですか?

Shawn Hankはパーティーピーポーです(笑)。

Hank (笑)。

――意外でしたね(笑)。Markさんはこの曲にどのような印象を持ちましたか?

Mark 僕はShawnがこの曲を作っているとき、同じ部屋だったので制作段階からずっと聴いていました。サビのところをずっとリフレインして何度も歌っていたので、正直ちょっとうるさいなと思うこともあったり(笑)。

――完成版を聴いて変わりました?

Mark 最初はサビだけしか聴いていなかったので、全貌は謎に包まれていたのですが、結果的にハッピーになれる良い曲に仕上がって良かったです。

JK 僕はこの曲を聴いた時はShawnそのものだなと思いました。楽しくて、歌っている姿がイメージできる“らしさ”がすごく良く出ている楽曲だと思います。

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