仲がいい福田朱里と石田みなみに寄り添われ涙する瀧野由美子(撮影・木村武雄)

 STU48の瀧野由美子が3日、広島市の広島グリーンアリーナで卒業コンサートを開催。卒コンでは異例の昼・夜の2公演を行い、計50曲を披露。涙を見せつつも「私のアイドル人生に悔いはありません」と清々しい表情でラストを飾った。

 結成時からSTU48を支えた絶対的エースの最後の大ステージとなった。「大好きな人」で幕を開け、「ペダルと車輪と来た道と」などを披露。ユニット曲などを挟んで、選抜にも選ばれたAKB48の曲をパフォーマンス。更に「暗闇」や「風を待つ」「ヘタレたちよ」など自身がセンターを務め、STU48の代表曲とも言える楽曲を立て続けに披露。本編ラストは最後のセンター曲となる「君は何を後悔するのか?」を届けた。

 ドレス姿で再登場したアンコールでは涙ながらにアイドルになった経緯や、オーディションを受けた当時を振り返り「入った当時の自分に伝えたいことは絶対にオーディションを受けて良かったよって言ってあげたい。ぎりぎりまで受けるか悩んだのに一歩踏み出した自分に拍手を送りたいです」と感無量に述べた。

花道を歩く瀧野由美子(撮影・木村武雄)

 そして「わたしのアイドル人生はこの楽曲からスタートしました。本当に7年間あたたかい応援有難うございました」と「瀬戸内の声」を披露。曲中、同期ある1期生の卒業生の大谷・榊・佐野・塩井・新谷・張・藤原・三島・森・矢野が駆け付け一緒に歌い上げた。そして、ラストはこれまで何度も締めくくりに披露してきた「夢力」をまさに力強く歌い上げた。

 時折、涙をにじませたが、歌い終えた後は晴れやかな表情。最後は階段に登り「ここで見た景色は忘れません。私のアイドル人生は何も後悔はないです」とガラスの靴を置いてステージを去った。

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