今村美月

 結成7周年を迎えたSTU48の今村美月が31日、広島国際会議場 フェニックスホールで『STU48今村美月卒業コンサート』を開催。今村は「ここで過ごした7年間ずっと忘れません」と笑顔でラストを飾った。

 活動7年、2代目キャプテンとして4年間グループをけん引した今村のラストコンサート。セットリストなど今村のアイデアがふんだんに盛り込まれたステージは、「サングラスデイズ」でスタート、続いて「夢力」と疾走感のあるナンバーで、序盤から大きな盛り上がりを見せた。

 続いてのユニット曲コーナーは「夏の“好き”はご用心」を皮切りに6曲を披露。3期研究生のユニット曲などを今日パフォーマンスしたことで、今村はSTU48の楽曲全62曲をステージで披露を達成した。

 さらにアイドルになったきっかけ、今村のルーツを感じさせるセクションでは、オーディションのときに歌ったというAKB48の「大声ダイヤモンド」や、歌とダンスを認めてもらった思い入れのある楽曲として、=LOVEの「手遅れcaution」、AKB48の「NO WAY MAN」を届けた。

 続いてアイドルとしてやりたかったことを詰め込んだセクションへ。石田千穂と2人でNMB48の「ハートの独占権」を皮切りに、後半ではSTU48卒業生の田中皓子、土路生優里が登場。2人の登場に会場が沸くなか、AKB48の「ハート型ウイルス」、オリジナルメンバー3人で披露となった「誰かといたい」をパフォーマンスしオーディエンスを楽しませた。

 ライブはラストスパートへ。「瀬戸内の声」を情感を込めしっとりと届け、「後悔なんかあるわけない」ではステージを降りてファンの近くパフォーマンス。今村は「みんなへの想いを乗せて選んだ曲です」伝え、本編ラストは「大好きな人」を披露。訪れたファンへの愛を届け、今村は「7年間、STU48のメンバーとして活動できたことがとても幸せでした。そして大好きな皆さんと大好きなメンバーのみんなとこういう日を迎えられたことを幸せに思います」と想いを伝え、本編は終了した。

 アンコールでドレス姿で登場した今村は、「今日までのメロディー」をソロで披露。歌詞を噛み締めながら、丁寧に歌う姿が印象的だった。

 ここで新キャプテンなどの発表が行われた。STU STUDIOキャプテンに峯吉愛梨沙、新キャプテンに岡田あずみ、副キャプテンは引き続き、福田朱里が務めることが発表された。

 最後に今村は「ここで過ごした7年間ずっと忘れません」と告げ、ラストに「思い出せる恋をしよう」を力強くパフォーマンス。STU48でやり残してきたことを全てやることと、アイドルをやり切るという2つのコンセプトを掲げていた今村。まさに全てやりきったといった表情が印象的だった。

 最後に「本当に幸せ者で、この時間がずっと続けばいいんですけど、ここから私は新たな未来に向かって頑張っていきたいと思います。皆さんからたくさんパワーをいただいたので、これを糧にして私もこれから頑張っていきたいと思います。メンバーのみんなのこともですし、ここにいるみんなのことが大好きです! 本当にありがとうございました」と感謝を伝え、ステージを後にした。

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