連載
新アイドル「IDOL3.0 PROJECT」
最終審査に勝ち進んだ29人

マカロン

東京都出身の17歳。特技は競技かるた、アンパンマンのものまね。趣味は夜に音楽を聞きながら口パクで熱唱すること、色々なカフェオレを飲むこと。


掲載:23年09月18日

読了時間:約4分

 秋元康氏が総合プロデュースする新アイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」のオーディションが佳境を迎えている。従来のアイドル活動に代表されるコンサートや握手会などの“リアル”な場での活動と、メタバース空間やNFTなどのWeb3.0技術を駆使した新しい活動領域もプラスしたリアルとバーチャルを行き来する新アイドル。オーディションでは今年4月から募集を開始し、いくつかの審査を経て、114人がファイナルステージに進出。そこから更なる関門をくぐり抜け、最終審査に進む29人が決定した。最終メンバー決定に向け9月24日にはその29人をお披露目するイベントが東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で行われる。彼女たちはいまどのような思いでいるのか。連載で一人ひとりを紹介していく。なお動画ではチャームポイントを披露してもらった。本稿は、東京都出身17歳のマカロン。

――なぜこのオーディションに臨もうと思いましたか?

 もともと、日常に必要不可欠でたくさん助けられてきたアイドルという存在になりたくて、何度かオーディションを受けてきましたが、上手くいかなくて、高校3年生になり受験が始まるというタイミングで、もう諦めかけていたときにこのオーディションをみつけました。メタバースとの融合という新しさや、それによりファンとより深く関われること、とてもかっこいい宣伝映像に惹かれ、これを受けて自分の夢に区切りをつけようと思い、悩みましたが、受けないと後悔すると思ってこのオーディションに臨みました。

――このオーディションで大変だったこと、楽しかったことなど思い出深かいことと得たものは?

 このオーディションを通じて、今まで感じたことのなかった感情を知り、たくさんの刺激を受け、今後ずっと輝き続けるであろう素敵な経験を得ることができました。

 私のことを応援してくださる人がいて、私のために動画を作ってくださったり、毎回投稿に反応してくださったり、DMを送ってくださったりしてくださる人がいるという状況が、本当に今でも信じられなくて、とても嬉しくて、今まで感じたことがないくらい幸せを感じています。今まで自分1人で写真を撮ることがなかったり、SNSも本格的にやったことがなかったので、色々慣れなくて、他の候補者と比べてしまって辛くなることも多かったのですが、少しずつフォロワーさんが増えていくのが嬉しくて、応援してくださる方に支えられてここまでこれたなとすごく感じています。

 応援してくださる方以外にも、候補者のみんなには本当に助けられてきました。何もかもが非日常的で、合宿のダンスや歌がなかなか上手くいかなくて頭がパンクしてしまって、辞退しようか考えた時もあったのですが、同じグループのみんなの頑張っている姿に励まされ、かけてくれる言葉が本当に温かくて、私も頑張ろう、この状況を大切にして楽しもうと思いやり切ることができました。同じ夢を持つ、とても素敵な仲間に出会えて幸せです。同じグループだったみんなは本当に家族のようです。ただ、これはオーディションなので何度も仲間と離れ離れになってきました。みんなの頑張りや、すごさを間近でみてきたからこそ、別れは辛くて辛くてたまりませんでした。みんなの思いをすべて背負って、今後の審査に臨もうと毎回奮い立たされました。

 私は受験生で、学校の行事の活動もあったりと両立することが本当に大変でした。勉強していても頭がオーディションでいっぱいになってしまったり、学校の活動に縛られてなかなかダンスや歌の練習する時間がとれなかったり。全てが思うようにできないので、とても悔しかったです。でも、同じグループの子に相談したときにたくさん吐き出せて、優しくアドバイスをくれたのでやれることをしっかりやり切ろうと思って頑張ることができました。また、何年もやっていなかったダンスや歌を思う存分できている状況が本当に楽しくて嬉しかったから、頑張ることができたのかなとも思います。また、四次審査で仲よくなって落ちてしまった子や友人がずっと応援メッセージをしてくれたり、ダンスや歌の練習に付き合ってくれてアドバイスをくれたり、両親がスタジオを借りてくれたり、周りに本当に恵まれているなと感じました。私も人のために全力を尽くせる人間になりたいと、内面的にも刺激をうけ、成長する糧になったなと思います。

 オーディションが始まって半年、合宿から1ヶ月半くらいたちましたが、この期間は今までの人生で1番濃いなと感じます。とても辛かったですが、仲間と助け合うことの大切さや、人間のあたたかさ、努力をすることの大変さや楽しさを感じることができ、あのときオーディションに参加する決意をして良かったと胸を張って言えます。

――最終審査に向けた意気込み

 最終審査は、投票によってきまります。

 私はみんなよりフォロワーやAWESOMEの数が少なくて、正直不安で仕方がないです。もしかしたら0票もありえるんじゃないかとも思ってしまいます。でも、ここまで必死にもがいてきた、努力してきたと自信を持って言えます。Final Stage:2nd審査では、今まで関わってきた全てのひとに『感謝』を伝えるということを第1に挑みました。練習通りにいかなかった部分も多く悔いが残っているのですが、精一杯、心を込めてパフォーマンスしました。私の強みは踊って歌うことがとにかく大好きなこと、そして表現力だと思っています。曲に合わせて、カメレオンのようにガラッと変わる。そんな飽きさせない魅力的な表現者としてのアイドルになりたいです。私はみんなよりずば抜けて可愛いとか、スタイルが良いとかではありません。でも、グループを引き上げていけるやる気は誰にも負けません。グループに必要不可欠な存在になります。最後まで、応援したいと思ってもらえるようにできることをやり切りたいと思います。私が、みなさんを、そして一緒に頑張ってきたみんなを、全員背負って世界へ羽ばたいて連れて行きます。よろしくお願いします。

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