連載
新アイドル「IDOL3.0 PROJECT」
最終審査に勝ち進んだ29人

キナコ

北海道出身・18歳。特技は英語とダンス。趣味は踊ることと美味しいものを食べること。


掲載:23年09月18日

読了時間:約4分

 秋元康氏が総合プロデュースする新アイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」のオーディションが佳境を迎えている。従来のアイドル活動に代表されるコンサートや握手会などの“リアル”な場での活動と、メタバース空間やNFTなどのWeb3.0技術を駆使した新しい活動領域もプラスしたリアルとバーチャルを行き来する新アイドル。オーディションでは今年4月から募集を開始し、いくつかの審査を経て、114人がファイナルステージに進出。そこから更なる関門をくぐり抜け、最終審査に進む29人が決定した。最終メンバー決定に向け9月24日にはその29人をお披露目するイベントが東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で行われる。彼女たちはいまどのような思いでいるのか。連載で一人ひとりを紹介していく。なお動画ではチャームポイントを披露してもらった。本稿は、北海道出身の18歳・キナコ。

――なぜこのオーディションに臨もうと思いましたか?

 小さい頃から、ずっと心の中でアイドルに憧れの気持ちを抱いている自分がいたんです。でも、それは自分からはすごく遠い世界で、目指してはいけない世界だと思っていました。なので、中学生までは自分の気持ちは気付かないふりをして勉強を一生懸命頑張りながら、習い事としてダンスを続けていました。高校生になり、自分の将来について沢山考える機会があって、その中で自分と向き合って本当にやりたいことは何かを考えた時に、自分の中でやはりアイドルになりたいという気持ちが諦めきれませんでした。この夢を追いかけなければ、絶対に後悔すると思いました。そんな時に見つけたのがこのオーディションです。絶対に合格したい!と思い、両親にお願いをして、受けさせてもらいました。

――このオーディションで大変だったこと、楽しかったことなど思い出深かいことと得たものは?

 大変だったことは、他の候補者の子達と異なる部分だと、勉強との両立だと思います。私は高校3年生で受験勉強もしながらこのオーディションを受けていて、「もっとオーディションに向けて頑張りたいのに。」というもどかしさだったり、土日と平日でうまく気持ちが切り替えられなくて少し苦しくなったりした時が大変でした。でも、どちらも本気で頑張るというのは自分で決めたことですし、「やれるだけやってこい!」と応援してくれる学校の先生や、いつも話を聞いてくれる家族の存在に支えられてここまで来ることができました。

 楽しかったことは、合宿期間にプロの先生方にダンスや歌を教えていただいたことです。毎日分刻みのスケジュールで体力的には大変だったのですがレッスンがすごく楽しくて。やはり自分は表現することが大好きだなと改めて気づき、家に帰ってから楽しかったと泣きながら両親に話しました。(笑)合宿を通して、私なりの表現で誰かの人生に影響を与えられる人になりたいという気持ちがさらに強くなりました。

 思い出深かったことは、TikTokライブやYouTubeの生配信です。今でも忘れられないのが、合宿中の初めてのYouTubeのお昼ご飯配信。これは初めてお話しするんですけど、その前のダンス練習で少し気持ちが疲れちゃって泣いている他チームの候補者の子がいて。その子に何か元気をあげられないかなと思って一生懸命話を聞いて慰めていたら自分まで辛い気持ちが移っちゃったんです。それで、初めての生配信はただでさえカメラに慣れてない上に、目の焦点が合ってないし、自己紹介もすごく短く終わらせてしまいました。そんな私が2nd審査発表会後のTikTokライブでは進行役にまで立候補して、楽しんで配信できるようになったのは、自分にとってすごく成長だなと思います。

 オーディションを通して得たものは、私らしさを認めてあげられるようになったと思います。今までは受かりたいけど自分に自信がなくて、必死に必死に努力してなんとか自分を保っていました。ですがこうして有難いことに最終候補生まで選んでいただけて、ありのままの自分でも良いのかなと少し思えるようになりました。勿論努力は続けていきますが、私なんかが、ではなく、私だからこそアイドルになろう!と思えるようになりました。

 まだまだ語りきれないのですが、この夏は、私の人生にとって本当に忘れられない夏になりました。絶対に一夏の思い出で終わらせたくないです。

――最終審査に向けた意気込み

 私は、とても不器用です。手先が、とか運動が、とかではなく、生きるのが不器用だなとつくづく感じます。何事も考えすぎるし、自分を出すのが苦手。でも、一生懸命に生きている自信はあります。何事に対しても誠実に、感謝の気持ちを忘れずに、一生懸命に取り組んでいる自信があります。そういった姿勢が評価していただけて、ここまで来ることができたのかなと自分では思っています。普通のアイドルらしくはないかもしれませんが、そんな私だからこそ届けられる表現があると思うし、そんな私だからこそ誰かの心を揺さぶる表現を届けたいという思いは人一倍強いです。だから、私はこのオーディションで絶対にデビューしたいです。そして、そのためには沢山の方のお力が必要です。今の私は他の候補者の方に比べて知名度も低いので、高い壁を乗り越えなければならない覚悟はできています。これからも自分の発信を頑張っていきますので、このインタビューを機に、ぜひ応援していただけたら嬉しいです!普段ははっきりと物事を言うのが苦手なのですが、これだけは自信をもって言えます。私に投票していただいて、絶対に後悔させません!あなたの大切な一票を、どうか私に投票よろしくお願いします。これからも私の表現を、届けさせてください!

 ここまで読んでくださって、ありがとうございました!!キナコでした!

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