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「STU48 5th Anniversary Concert Documentary Book」(玄光社)を記念したインタビュー。後編は高雄さやかと立仙百佳。結成以来からの目標だった県内最大級の広島グリーンアリーナでの5周年コンサート。悲願の達成に涙し、そして笑顔いっぱいにパフォーマンスした。そんな彼女たちを覆うように揺れ輝くペンライトの波。この光景は2期生の目にはどう映ったのだろうか。【取材・撮影=木村武雄】
一生忘れられない思い出
――5周年コンサートを振り返っていかがですか?
立仙百佳 1回中止にさせてしまった時、家で落ち込んでしまって「あ…どうしよう」という気持ちでいっぱいだったんですけど、2カ月後には皆で立てることになって本当に嬉しかったですし、何倍もいいものを作り上げたいという気持ちでした。実際にリハーサルでステージに立った時は、広くて「本当にできるかな」「すごく緊張しないかな」と思いつつも本当に楽しみでなかなか寝付けないぐらいでした。それで本番を迎えてステージに立ったらすごくて。ペンライトが星のようにきれいでこんなにも来てくれてるんだって。ファンの方の表情を見てもニコニコしていて私もすごく楽しくて一生忘れられない思い出になりました。
――大きな舞台と言えば2021年1月に、高雄さんは日本武道館公演(新春STU48コンサート2021〜瀬戸内からGO TO 武道館〜)でいち早く大きなステージに立ちました。
高雄さやか 武道館の時もあまり覚えていないぐらい実感がなくて。あの時は選抜発表で披露させて頂いたので途中からステージに立たせて頂いたんですけど、今回の5周年コンサートは最初から最後までということで、先輩方がずっと目指してきた場所で一緒にそういう夢を見られるのが嬉しかったですし、もっともっと先輩方と一緒に夢を見ていきたいなって思いになりました。
――本作の見どころは?
高雄さやか 持ってみたら分かるんですけど、すごい重くてぎっしり詰まってるんです。前回(STU48 4th Anniversary Concert Documentary Book -瀬戸内からの声をのせて-)からページが増え、写真がすごく綺麗でメンバーのまだ知らない表情や本音の部分も知ることができるのでそこが見どころです。
立仙百佳 私は顔が崩れるぐらい笑ってて、本当に楽しかったんだなって(笑)。皆も本当に弾ける笑顔をしていて、実際に来られなかった方もこの1冊を見たら分かると思います。私自身は「これからどうしていきたいのか」という目標など、なかなか言ってこなかったことも話しています。そうしたひとり一人の本音の部分も見てくださったら嬉しいです。
――おすすめのカットは?
高雄さやか ももちゃんのとっておきの場所があります!
立仙百佳 これ恥ずかしい~!「思い出せてよかった」という曲で最初の方に皆で手を挙げて上を向くところがあるんですけど、私がすごく笑顔で(笑)「ここに立てて嬉しい!!」という気持ちが全面に出ていて、これを見た時に笑ってしまって(笑)。顔を作ることも忘れて楽しんでる表情も詰まっていて。普段見れない表情が写真として切り撮られているので必死な顔や本当に楽しんでる顔とかいろんな表情を見ていただきたいです。
高雄さやか ファンの方が見れないリハーサルの時の写真とか。よくリハで見るビブスを着ている時とかメンバーの素が見れると思います。
立仙百佳 先生の話を聞いている時の姿ってファンの方は見られないと思うので、皆のリハ中の真剣な顔とか、小さく載っているところも含めて推しメンをいっぱい探してほしいです!
同期の選抜入り
――ところで6thシングル「独り言で語るくらいなら」で2期生(当時は2期研究生)から高雄さやかさんと原田清花さんが初選抜入りしましたが、立仙さんはその時どう思っていましたか?
立仙百佳 さーやん(高雄さやか)が選抜になった時、悔しい思いもあったんですけど、さーやんは尊敬できる面もあってすごく納得していました。その時はさーやんとさやかりん(原田清花)が武道館に立って、2期生皆で事務所の会議室に座って配信を見ていたんです。
高雄さやか えっ!?そうだったの!?
立仙百佳 そうなの。皆の夢のステージに立っている姿を見て嬉しいという気持ちと自分がそこにいない悔しさがあって。言葉にならないぐらい悔しくて落ち込んだ部分もあったけど、だからこそ次は絶対に入ろうっていう気持ちが出てきてそこから前を向いてすごく成長することができたと思います。
――逆に高雄さんは不安やプレッシャーは?
高雄さやか 当時2期生は研究生でしたし、選ばれたのが2人だけだったので周りからどう思われるのかはずっと考えていました。だからこそ人一倍頑張らないといけないなという覚悟はありました。
――そうしたことなどを経て5周年コンサートに立って、成長した姿も見えたと思います。
立仙百佳 4周年コンサートの時とは違って、この1年で自分らしさが出せるようになったと思います。前回はギチギチに緊張して自分らしさが本にも出ていなかったんですけど、5周年コンサートでは本当に楽しい気持ちや真剣な気持ち、ファンの皆さんへの感謝の気持ちなど、いろんな気持ちが詰まった本になっています。2期生で踊った「僕らの春夏秋冬」。初披露が舞浜アンフィシアターでその時は皆ガチガチだったんですけど、5周年の時は思いを込めて皆で一つになって踊れたと思うのでそういう所にも注目して欲しいです。
高雄さやか この本には、まだ言えていなかった想いとかが込められていると思うので、皆さんに見て頂きたいと思いますし、もっともっとSTU48の事を知ってもらい、好きになってもらいたいなって思う一冊になっています!
(おわり)
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