常盤貴子と吉田美月喜、母娘を演じる:『あつい胸さわぎ』

 吉田美月喜が、舞台『あつい胸さわぎ』の映画化でW主演を務める。常盤貴子と母娘を演じる。

 若年性乳がんをテーマに母娘の複雑な心象風景を描いた舞台。演劇ユニット「iaku」の横山拓也氏が手掛けた作品を、上海国際映画祭アジア新人賞受賞のまつむらしんご監督と、映画『凶悪』で日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞の脚本家・高橋泉氏(高ははしご高)で映画化する。

 吉田美月喜は、昭子(常盤貴子)の娘、千夏を演じる。港町が舞台。撮影は和歌山県で行われ、来年初めの全国公開を予定している。なお、今年8月には「iaku」による舞台の再演が決定

 吉田は今年、日本テレビ・ZIP朝ドラマ『サヨウナラのその前に』や鴻上尚史氏作・演出の舞台『エゴ・サーチ』にメイン出演。なかでも『エゴ・サーチ』は舞台初出演ながらも圧倒的な存在感を見せ高い評価を受けた。2023年公開予定の映画『カムイのうた』では主演を務めることも決定している。

 繊細な感情表現に定評のある吉田が、乳がん検診の“再検査”の通知を受けた千夏をどう演じるのか、役者としての期待が高まる。

Photos

記事タグ