吉田美月喜

 吉田美月喜が主演を務める映画『カムイのうた』が11月に北海道先行公開されることが決まった。

 本作はアイヌ民族の実話に基づいた物語。文字を持たないアイヌ民族は、自らの文化を口伝えで伝承するという独特の文化「ユーカラ」という叙事詩がある。それを日本語に翻訳し「アイヌ神謡集」として後世に残した実在の人物・知里幸恵氏をモデルに彼女の壮絶な生涯を描く。

 主人公・北里テルを演じるのは、世界で大ヒットしたNetfilixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』やTBS『ドラゴン桜』、NTV『ネメシス』といった人気ドラマに出演、映画『あつい胸さわぎ』では主演を務め、若手実力派俳優として注目度急上昇中の吉田美月喜。

 テルに思いを寄せるアイヌの青年一三四(ひさし)を望月歩。テルの叔母イヌイェマツを演じるのは島田歌穂。本作の主題歌も担当している。更にテルに自分の言葉でアイヌの文化を後世に残すことを勧めたアイヌ語研究第一人者の兼田教授を加藤雅也が、その妻を清水美砂といったベテラン俳優たちが演じ、本作に重厚感を与える。

 メガホンをとった菅原浩志監督は「アイヌ神謡集」の序文をダイナミックな映像で表現。四季折々の北海道の雄大な自然美をスクリーンに投影させ、自然と共存したアイヌの歴史を描き、「天真爛漫な稚児のように」を失いつつある現代の自然と文化に警鐘を鳴らす。

吉田美月喜:コメント

 私が演じたテルは実在された知里幸恵さんをモデルとしたアイヌ民族の女性です。

 辛い差別や迫害の中、素晴らしく尊いアイヌの文化が消えてしまうことがないように生涯をかけてユーカㇻ を書き残したその姿は、私達が生きていく上で大きな希望となることだと思います。

 実際に日本で起きていた決して忘れてはいけない歴史の事実を、この映画を通して知っていただけるように精一杯演じさせていただきました。

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