EXILE USA、EXILE TETSUYA、GENERATIONS from EXILE TRIBEの数原龍友と小森隼が21日、新年度Eテレ『Eダンスアカデミー』初のテーマ曲「HELLO! HALO! (feat. DANCE EARTH)」完成発表リモート会見をおこなった。番組や楽曲に込められた想いなどを語った。(※USAのUはウムラウト記号付き)

 番組開始から9年目を迎える子供向けダンス教育番組『Eダンスアカデミー』では、昨年から小森が番組レギュラーに加わった。そしてGENERATIONSと繋がりができ、番組に出演しているEXILEのUSAとTETSUYAとGENERATIONSのコラボレーションでテーマソングを制作。

 本作についてUSAは、「9年間、全国の皆さんに支えて頂きながらこのタイミングでGENERATIONSのみんなとテーマソングが作れることを本当に心から嬉しく思っています」と述べた。そして、楽曲に対しては「2人の歌が心地良くてカラフルでとてもワクワクしたことを覚えています」と、感触を語る。

 TETSUYAは、「ハッピーでたくさんの方が笑顔になれる曲が出来たと思っています」と、手応えを示し、メンバーと一緒に歌詞や振り付けを考えながら作ったという経緯を語りつつ、「みんなと一緒に繋がって表現できた」と述べた。そして、「この曲が『ダンス』、『笑顔』、『繋がる』というテーマをしっかりと体現できるものになった」と、アピールした。

 楽曲について小森は「みなさんにどうやってこの楽曲を愛して頂けるか、楽しんで頂けるかというのを考えると今から凄くワクワクしています」と、心境を伝えた。そして、子ども達と一緒に観ているお父さんやお母さん方に「ダンスゲーム観たよ」と言われたりすることは自身の励みになっているという。改めてダンスの持つ素晴らしさを述べつつ、「家族一丸となって仲良くなれるツールでもある」と、実感したという。

 数原は「子ども達にとっては出会いも別れもまだまだたくさんある年齢なので、理解するのは難しいことかもしれませんけど、この楽曲を通して出会いの大切さ、音楽の楽しさ、エネルギーを伝えていって、この曲がみんなを繋ぐ曲になってくれたら嬉しいなと思っています」とコメント。

 この日のリモート会見では記者との質疑応答もおこなわれた。

 9年目のタイミングでテーマソングを作りたいと思った理由を聞かれると、USAは「ずっと作りたかったという僕らの夢があった」という。TETSUYAは、これまでしてきた様々なことが進化してさらに広げていける方法はないかと常に考えていて、それが今回のテーマソングという形なのではないかという想いを述べた。

 楽曲のテーマについて小森は、「今回作詞して頂いた小竹正人さんが、ご自身の経験や出会いが一番の宝物と仰っていて、これから子ども達がどんどん成長していくなかでの出会い、友達だったり新しく出会う知人だったりと、そういうのを大切にしてほしいという想いも込められた楽曲」と答えた。

「ダンスの特徴的な部分、ダンス名などは?」という質問に対し小森は、「“ハロハロダンス”」と答え、みんなで一緒に踊れる振り付けになっていることを説明した。また、USAはダンスの特徴として「歌って踊れるというのが一番大きなポイント」と述べ、この1曲を覚えるとダンスの基本がマスターできるという「一度で何度もおいしいような曲」という点も挙げた。また、「今までの9年間を凝縮しました」という声も上がった。

 また、“ハロハロダンス”が生まれたきっかけについては、何日か篭ってみんなで話し合いながら生まれた振り付けだという。色々考えた上で「一番真似しやすい、手を振ってバイバイとかも凄くキャッチーで、一瞬見ただけでみんなができるということで、こういうのもいいんじゃないか」という経緯があったことを述べた。

 歌に関して数原は、「凄く子ども達を意識した、普段のGENERATIONSでは使わないトーンアップした声を意識して歌わせて頂きました」と、これまでとは一味違う歌唱点を語る。また、「聴き馴染みの良い声色になればいいなという想いを込めて、そこを狙った感じはありました」と、今作の歌の詳細を伝えた。

 「グループを代表する曲になりそうですか?」という質問に対して小森は、「なると思います。今まで表現してきたGENERATIONSのフィルターとはまた違うフィルターで表現することになると思う」と答えた。

 「誰もが知っているような曲を作りたいという気持ちや意味合いもある?」と聞かれると数原は「出来上がった曲を客観的に聴いても超ハッピーな曲なので、これを『パプリカ』のような、子どもから大人まで、海外まで広がりを、色んな所にピース、ハッピーが届けばいいなと強く感じた部分もあります」と述べた。

 「ダンスの魅力とは?」という質問には、USAは「世代も国境も越えられる素晴らしいコミュニケーションツール」と表した。また、「ダンスや音楽を通じて仲間になるって本当に素敵なことだと思う――仲間がいることによって乗り越えられるパワーに絶対になると思うので、この楽曲を聴きながら、踊りながら、仲間が増えていったらいいなというイメージで僕も踊っているので、その辺がさらに伝わっていくと嬉しいです」と語った。

 また、同曲での『NHK紅白歌合戦』出場について聞かれると、メンバーからは意欲的な言葉が上がり、「それができたら冒頭で泣きます」と、笑顔を見せ「それくらい愛されるように一生懸命これから――」という言葉を伝えた。【平吉賢治】

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)