INTERVIEW

石田千穂STU48

もっと好きになってもらいたい。
5thシングル「思い出せる恋をしよう」


記者:木村武雄

写真:提供写真

掲載:20年09月17日

読了時間:約4分

 STU48が5thシングル「思い出せる恋をしよう」をリリースした。新型コロナウイルスの影響で発売が延期となっていたシングル。AKB48グループ史上初の試みとなる2バージョンの表題曲が収録。「1期生とドラフト3期生」、そして昨年12月にお披露目された「2期研究生」がそれぞれ歌唱。MVも異なるバージョンを制作した。今回は石田千穂にメールインタビューを実施した。

 MVの撮影は、ノスタルジックな町並みが残る“御手洗町並み保存地区”で実施。「青春は儚い、さあ、思い出せる恋をしよう!」と、少女から大人へ、過去と現在がシンクロする2つの物語で構成。「1期生・ドラフト3期生歌唱ver.」は「現在」、「2期研究生歌唱ver.」は「過去」の世界、この「Mix ver.」では時代は異なるが同じ場所で同じ動きといったシンクロが過去の青春の甘酸っぱい儚さを、現在の主人公に思い出させ、どこか物憂げな表情をさせている。

 同シングルでは、劇場盤カップリングとして、石田千穂と薮下楓の「短日植物」が収録されている。石田千穂は本作、そしてコロナ禍、役目を終えることになったSTU48号に対してどのような思いを抱いているのか。

――「思い出せる恋をしよう」はどのような印象を持たれましたか。

 初めて聴いた時に、すごくさわやかで瀬戸内の風景が思い浮かぶような素敵な歌だなって思いました。

 衣装がSTU48の衣装に今までなかった紫色のレースの付いた可愛い感じで、初めての色なので新鮮だし可愛くてお気に入りです。

 歌詞は、<違う空を見上げていたって 忘れないよ>や、<いつの日にか また出会って 昔話できたらいい>というフレーズがあって、今のファンの方になかなか会えない状況に少し近い部分を感じて印象に残っています!

――MV撮影を振り返っていかがですか。

 雨が降っちゃってスケジュールの変更があったり、天候に左右されたのが大変でした。でもその雨のおかげで呉港でのダンスシーンで大きな水たまりが出来て、踊った時に反射してすごく綺麗なシーンになったので、雨が降ってよかったなって思います。

 STU48のMV撮影は雨が降ることが多いんですが、結果としていい方向になるので晴れるより得なのかなって思います(笑)。

――今作では「2期研究生歌唱ver.」も収録されています。2期研究生の成長をどう感じていますか。

 2期研究生は、加入すぐから本当に可愛くてしっかりしていました。それが更に磨きがかかってどんどん素敵な女性になっていくのを感じています。私はチャーミングトリップという課外活動ユニットに所属していて、その妹ユニットのリトルチャーミングトリップという2期研究生ユニットのメンバーとのお仕事が多いんですけど、MCとかステージでの姿も見る度に堂々として成長していって感動します。みんなとっても可愛くて素敵です!

――劇場盤カップリングに収録されている、石田さんと薮下楓さんの「短日植物」の聴きどころを教えて下さい。

 夏の終わりから秋にかけての楽曲なので、今の時期にぴったりです!

 振り付けもダンスの先生と会議をして私とふうちゃんの2人の意見を沢山入れていただいて一緒に考えたので、お気に入りな所がたくさんあります。

 これまでのSTU48の楽曲の振り付けが隠れていたり、ふうちゃんと鏡のようになっている対にダンスがあったり、キスしてるように見えるかわいいダンスがあったり、、オンラインライブでは披露しましたが早く皆さんにパフォーマンスを直接みていただきたいなって思います!

 2人でセルフMVも作って、撮影から編集まですべて自分たちでがんばったので、そちらも見てくださったら嬉しいです!

――さて、節目の5枚目シングルとなりますが、どのような思いですか。

 5枚目のシングルをリリースできることが本当に嬉しいです!

 今回は表題曲が1期生・ドラフト3期生歌唱ver.と2期研究生ver.の2バージョンあって、このご時勢にも関わらず新しい試みをできるということで、ファンの方にまた色んなSTU48の形をみていただけてすごく嬉しいです。このシングルを機にもっとSTU48を知って、好きになってもらいたいです。そして、MVもレトロな街並みが残っている御手洗地区という素敵な観光名所で撮影したので、コロナ禍が落ち着いたらぜひ行ってみてほしいなと思います。

――今回シングルは新型コロナウイルスの影響で延期となりました。このコロナ禍で再認識したことはありますか。

 ファンの方にまったく会えない期間が続いて、ファンの方の大切さやありがたさを改めてすごく感じた期間でした。

 そして、ファンの方だけでなくメンバーやスタッフにもまったく会えなくて、当たり前だった生活がそうではなかったんだなって感じたし、もっともっと一日を大切に活動していこうと思いました。

 いつも応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます!

 最近はオンラインでの活動をスタッフと色々と考えていて、ファンの方とコミュニケーションを取れる機会が増えてきているので、そのことにも有難い気持ちでいっぱいです!

 環境が変わっても応援してくださっている皆さんに、これから活動を通してたくさん恩返しを出来たらなって思います。

――先日、STU48号が役目を終えることが発表されました。

 ファンの方とメンバーとスタッフみんなで完成を待ちわびていた大切な船上劇場なので、役目が終わってしまうことを知った時はすごく寂しかったです。でも、今まで以上に瀬戸内7県や全国のファンの方へ会いにいけるよう活動していくとのことだったので前向きな決断だと思って、グループ全体がいい方向に進んだら嬉しいなって思います。

 来春が区切りになるので、それまでにもっともっとSTU48号で色んな思い出を作っていきたいです!

(おわり)

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