刺激的なことを探して、何かしらやらかします
――今年はライブ本数を増やすという話がありましたよね。そこが楽しみです。
(2月21日の「前衛懐古主義part2 東京編」にて6月から9月までの4ヶ月間連続でcinema staffに縁あるアーティストを招いた東名阪クアトロツアー「デビュー10周年記念ライブシリーズ two strike to(2) night~バトル・オブ・クアトロ~」を開催することを発表。)
飯田瑞規 本数が多いと言っても、僕ら以上にまわるバンドさんも多いし、年がら年中ってわけではないですが。cinema staffのスタンスとして捉えるなら、今まで以上にライブ漬けな日々にしていくと思います。
三島想平 その合間を塗って制作もしながら。それくらい忙しいほうが、充実感もあるからね。
――最後に、これからへ向けて一言ずつお願いします。
三島想平 このまま高いテンションを落とすことなく。その上で、いろんな見せ方をしてゆく活動をしていきたいなと思っています。とにかく今は、高まったこのテンションのまま、速度を落とさず精度を高めながら走ります。そして、いつかZepp Tokyoをしっかりリベンジしてやります。
久野洋平 バンドって、最初は自分たちが楽しむために始めると思う。いつしか、その楽しさを一緒に共有してくれる人たちが増えていく。その様子を見て、僕ら自身も「もっとみんなを楽しませてやりたい」という気持ちに変わっていくと思うんです。もちろん、誰かのためにやるのも大事だけど。今のcinema staffは「原点回帰」という気持ちを掲げ、まずは自分たちが音楽を楽しもうと思ってやっています。
それこそバンド活動を始めたばかりの頃の、ガラガラなライブハウスで自分たちがとことん演奏を楽しんでいたときのような。今なら、大勢の人たちを前に、ガラガラな会場でやっていたときの気持ちも持ってライブをやれる。その姿を、ライブを通して見せていきたいなと思っています。
飯田瑞規 YouTubeに上がっている「HYPER CHANT」の映像に対して「安定の格好良さ」というコメントがいっぱい並んでいたんだけど。そんな「安定した格好良さ」を今年もcinema staffはしっかり見せていきますから。
辻友貴 バンドを10年もやっていると、どんどん初めての面白いことも減っていくと思います。だからこそ、このバンドは、今までやってこなかった面白いことを見い出しては、それをやり続けたいです。また楽しい刺激的なことを探して、何かしらやらかします。