AKB48選抜総選挙は波乱?

速報トップ3の渡辺麻友(1位)、指原莉乃(2位)、松井珠理奈(3位)。次世代メンバーは牙城を崩すことができるか

 6月1日に発表された第8回AKB48選抜総選挙の速報順位。1位にAKB48渡辺麻友、2位にHKT48指原莉乃、3位にSKE48松井珠理奈が入った。昨年3位の渡辺が逃げ切り、2014年以来となる女王に返り咲くのか、指原が昨年に続く1位獲得で史上初の連覇を飾るのか。頂上決戦への興味は各方面で話題を広げているが、その一方でネットユーザーは、順位にサプライズ的にランクインした“躍進組”の動向にも熱視線を送っている。

 渡辺、指原、松井、NMB48山本彩ら上位の常連組が今年の速報でも上位にランクインしているが、ベスト18位までの中には昨年の結果から大きくジャンプアップした“躍進組”もいる。

 昨年29位のAKB48岡田奈々が暫定7位、昨年25位のAKB48高橋朱里が暫定10位にランクイン。さらに、ランクインできなかった「圏外」組のうち、5人が18位までに入っている。SKE48竹内彩姫は暫定9位、AKB48大島涼花は暫定13位、NMB48沖田彩華は暫定14位、AKB48川本紗矢は暫定15位、AKB48込山榛香は18位にランク。これら“躍進組”が総選挙当日にどこまで上位に食い込めるかはファンらの一つの注目材料になっている。

 ネット上の声を拾ってみると、それぞれのメンバーに対する期待感が浮き彫りになった。“躍進組”の最上位となる「神7」に最も近い暫定7位に入った岡田については、「岡田奈は内山奈月ヲタの票もあるし速報で弾切れってことはなさそう 16位にはなると予想」との声が挙がった。昨年の選抜総選挙で39位に入り、今年2月にグループから卒業した内山票が岡田に流れるとし、握手会での人気が後押しするとの予想が出ている。

 暫定10位の高橋については、「朱里は人気もそれなりにあるが、ここ一年特に目立った活躍もなかったので+15000票と予想。チーム4のキャプテンということでチーム票1000票、ここから上乗せされると考えて28000票 19位と予想」との声が挙がったが、「活躍があったなかっただけでは語れない」などと異議を唱える声もある。

 また、川本や大島、込山に関しては、「涼花さややこみはるはここからが正念場だが 50位以内、出来ればUGに滑り込んでほしい」「ここからは超選抜メンバーが自力を発揮してくるから最終的にはアンダーかネクストガールズくらいに落ち着きそう」などと、ネクストガールズ入りとなる48位以内、アンダーガールズ入りとなる32以内にランクすることを期待をこめて予想している。

 逆に昨年16位に入り、自身初の選抜メンバー入りを果たしたAKB48武藤十夢は、速報で暫定31位と出遅れた。ただ、「十夢は今年も選抜入りして選挙に強い所を見せつける」と評価の声が挙がり、さらに、「なんだかんだぱるる・ゆいはん・十夢は入ってくるだろう」と同じく速報順位を下げているAKB48横山由依(暫定26位)、島崎遥香(暫定17位)が巻き返してくるとの予想が支配的だ。

 速報時点での票数を見ると、1万票以上は暫定18位の込山(10610票)までの18人に限定される。このことを考慮した予想では、「昨年、速報で10,000票超えて開票結果で順位を最も下げたメンバー」として、SKE48二村春香が、昨年の速報時は10,054票の暫定19位だったものの、最終順位は得票20,590票に38位だったことを紹介。

 そのうえで、「速報から約10,000票上乗せで、それでもネクスト中位には留まっている 今年速報で初めて10,000票超えたメンバーのファンは+10,000票上乗せ出来るのだろうか?」と期待感と懐疑的な見方もあり、ファンには複雑な面もありそうだ。

 圏外からランキング中位入りでも大きな躍進には違いないが、ファンの願望は″選抜メンバー入り″といえるだろう。上位常連組が最終的に選抜メンバーを独占するのか、あるいは、新たなメンバーが台頭し、AKBグループの世代交代を加速させるのか。総選挙当日まですでに2週間を切っている。(文・小野眞三)

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