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AKB48の14期生として約10年間の活動を経て、今春グループを卒業した「なぁちゃん」こと岡田奈々が、26歳の誕生日の11月7日に1stアルバム『Asymmetry』(読み:アシンメトリー)をリリースした。自ら全13曲の作詞を手掛けた意欲作だ。 今回は、来阪していた彼女にインタビューを敢行!アルバムの聴きどころはもちろん、彼女の名前にちなんで、7つのトークテーマで知られざる素顔に迫った。その取材後、大阪市内で行われたクリスマスツリー点灯式イベントのレポートも合わせてお楽しみ下さい。【取材・撮影=ポッター平井】
初めてソロで迎えた誕生日
――なぁちゃんがAKB48に所属していた頃、大阪でのライブのMCで「実は大阪出身です」という話を聞いてビックリしたことを覚えています。寝屋川市出身ですよね?
寝屋川です!でも、2歳までしか住んでいなかったので、記憶がないんですよね。父親が兵庫県出身で、大阪に住んでいました。
――大阪で生まれたのが1997年11月7日ということで、誕生日おめでとうございます!
ありがとうございます!26歳になりました。
――当日はリリイベをされていましたが、ソロで迎える誕生日はいかがでしたか?
今まで10年間AKB48、STU48(兼任)として誕生日を迎えていたので、1人で迎えたことが感慨深かったです。しかも、誕生日にソロアルバムをリリース出来るなんて思っていなかったので、不思議な気持ちになりました。
――そのリリイベの時には、サプライズでバースデーケーキが登場しました。
そうなんですよ!スタッフさんが用意してくださって、ファンの皆さんからもたくさん誕生日プレゼントをいただけて、本当に幸せな誕生日でした。
岡田家のクリスマス事情
――箱の中にトークテーマが書かれた紙が10枚入っています。奈々さんなので、7枚引いていただいて、そのテーマに関するお話を聞かせて下さい。1つ目のテーマは…
<今年の流行語>!
――今年の新語・流行語大賞のノミネート30語を見ていただいて、なぁちゃんが大賞を選ぶなら、どの言葉ですか?
私が選ぶなら…「推しの子」です。アニメが好きなので、『推しの子』も観ています。有馬かなちゃんが私の推しキャラなんですけど、子役あがりで、いろんな葛藤があって…というところが、私も若い頃から活動していたので重なる部分があって、一番好きです。
――準グランプリを選ぶなら?
準グランプリは「蛙化現象」にします。そういう話をよく聞くんですけど、私は一度も蛙化現象を起こしたことがないので、どうして蛙化するのか、理解できないです。
――では、2つ目のテーマにいきましょう。
<冬のマストアイテム>!これはホットアイマスクです。私は首に結ぶんですよ。
――えっ!?目じゃなくて?
ホットアイマスクを首に結ぶと喉が温まって、いい感じになります。ファンの皆さんも私のその使い方を理解した上で、ホットアイマスクをプレゼントしてくれます。
――本来は目にするものなので、おすすめは出来ませんが、なぁちゃんはそういう使い方をしているということで。3つ目のテーマにいきましょう。
<雪に関するエピソード>!AKB48の時に岐阜県のスキー場に行って、メンバーが主導でMVを撮影する企画があって、『はじまりの雪』という曲のMVを撮影しました!初監督作品です(笑)
――プライベートな思い出は?
子どもの頃、雪が積もった日には、家の前で雪だるまを作ったり、雪を食べたりしていました。
――続いて、4つ目のテーマは?
<クリスマスの思い出>!小学6年生からサンタさんが来なくなりました(笑)。ゲームの「Wii」をサンタさんにお願いした時があったんですけど、プレゼントの箱の中に、イオンのレシートが入っていたんです(笑)。これはパパかママだなって、子どもながらに思ったことを覚えています。私の家ではたまたまパパかママだったんですけど、他の家はサンタさんがプレゼントを持って来てくれていると思います。
――ちなみに、岡田家のクリスマスは何を食べますか?
お寿司と、ケンタッキーのチキンを頼んで、クリスマスパーティーをしよう!という感じです。ケーキも食べます!
――今日、この取材の後にクリスマスツリーの点灯式イベントがありますが、岡田家にはクリスマスツリーはありますか?
実家に大きなクリスマスツリーがあります。緑のツリーじゃなくて、全部ライトで光るタイプの白いツリーです。
――岡田家のクリスマス事情がよくわかりました。5つ目のテーマは?
<ひとり○○ どこまで出来る?>!
――ソロデビュー記念ということで、そのテーマを入れてみました(笑)
最近「ひとりゲーセン」にハマり始めてしまって、やばいなと思っています(笑)。昨日も、ボタンを押して床に落とすタイプのクレーンゲームで、じゃがりこ9個と、カップヌードル8個をゲットしました!3000円ぐらい使ったんですけど(笑)
――ゲームセンターでは、主にクレーンゲームですか?
クレーンゲームとメダルゲームです。もともと貯蓄が趣味で、お金をあまり使わないタイプなんですけど、ようやく見つけたひとりで出来る趣味がゲームセンターです。
――「ひとりゲーセン」以外では何が出来ますか?例えば「ひとり焼肉」とか。
行けます!ひとり焼肉、ひとり回転寿司、ひとりラーメン、ひとりBARも行けます。唯一NGなのは、ひとり遊園地ですね。ひとりでアトラクションを楽しむのはちょっと無理かなぁと思います。誰かと「楽しかったね~」という共有をしたいです。
――では、6つ目のテーマにいきましょう。
<冬の好きなところ、嫌いなところ>!イルミネーションがキラキラしているところが好きです。嫌いなところは、服がかさばる!今日も上着とかマフラーとか、衣装もコートなので、かさばりました。冬服はかわいいので、好きなんですけどね(笑)
――寒さは大丈夫ですか?
寒いのは得意です。寝室にはヒーターとか暖房器具が何もないです。
――コタツもいらない?
コタツもないです。加湿器だけで冬を乗り越えます。
――では、ラストの7つ目のテーマは?
<好きな鍋料理>!なんでも好きですけど、博多のもつ鍋が一番好きです。
――博多のもつ鍋が美味しいという評判はよく聞きます。もつ鍋以外なら?
よく食べるのは豆乳鍋と、レモン鍋です。
――レモン鍋?
スライスしたレモンを具材の上に乗せるんです。美容にいいと思います。
――岡田家の定番鍋はありますか?
岡田家はピリ辛のキムチ鍋が定番です。具材はマロニーちゃんが人気でした(笑)
岡田奈々の24~25歳の人生が垣間見えるアルバム
――なぁちゃんの26歳の誕生日の11月7日にソロデビューアルバム『Asymmetry』がリリースされました!全13曲の作詞も手掛けたそうですが、聴きどころは?
24歳から25歳までの私の素直な思いを歌詞に込めているので、岡田奈々の2年間の人生が垣間見えると思います。コンセプトを決めて歌詞を書いていたわけではなく、1曲1曲その時の気持ちで書いていたら、全体がすごくダークな感じになりました。
――歌詞を書くことでストレスを発散していたそうですね。
ストレス発散方法って難しいじゃないですか。それがたまたま私は作詞だったという感じです。作詞をやってみたら、すごく楽しくて、泣くほど辛い時でも作詞だけはやりたいと思うようになりました。思い浮かんだフレーズや、思った感情をケータイのメモに書いています。
――リード曲は『裏切りの優等生』。タイトルも歌詞もインパクトがあります。この曲の聴きどころ、推しポイントを教えて下さい。
メロディがアップテンポで、特にDメロ(落ちサビ)が好きです。Dメロの前に音が一瞬なくなるところも好きです。歌詞はストレートな気持ちを書きました。AKB48として活動していた時に書いていたもので、歌詞でしか伝えられないような思いを、この曲に込めました。
――『裏切りの優等生』のMVの見どころは?
私がやりたいことを全部詰め込みました。例えば、鎖に繋がれて最後にそれを自分でほどいて解き放たれたいという思いや、制服がボロボロなのはAKB48として楽しいことも苦しいことも頑張ってきたという証を表現しています。雨を降らせて、ずぶ濡れになっている痛々しいところも含めて自分の人生だなと思って、そんな一面を表現しています。
――ソロのMV撮影とグループのMV撮影の違いを感じたことは?
待ち時間がない(笑)。メンバー20人ぐらいで撮影する時、1人のリップシーンが20分あったとしたら、6時間以上の待ち時間があるんですよ。ソロだとその待ち時間がないから、10~12時間ぐらいで撮影が全部終わりました。
――リード曲以外で「絶対聴いてほしい曲」をもう1曲挙げるとしたら?
もし、もう1曲MVを撮影するなら…というのをずっと考えていて、『Green Bird』か、『ありがとう、幸せになってね』は、MVを作りたくなるような作品になったんじゃないかなと思います。
――全国各地でリリースイベントを開催中ですが、ソロのリリイベはいかがですか?
ショッピングモールで歌う機会が今まであまりなかったので、いかに自分の曲を聴いてもらえるかが勝負だなぁと思って、毎回緊張感があります。でも、ご家族連れの方も多くて、MCの時に赤ちゃんが通り過ぎたりするので、赤ちゃんと喋るのが楽しくて、癒しの時間にもなっています。
年越しカウントダウンライブ&ライブツアーに向けて
――ソロデビューを記念して、12月31日には年越しカウントダウンライブも開催します。どんなライブにしたいですか?
初めてのカウントダウンライブです。2023年を振り返るようなセットリストになっています。ファンの皆さんと一緒にお祭り騒ぎをして、とにかく楽しく年を越したいなと思っています。
――2024年2月3日から3月10日まで6都市でライブツアーも開催します。
AKB48を卒業してから初めてのライブツアーになるので、岡田奈々としてどこまでやれるかというライブになると思います。約10年間、AKB48で培ってきたこと、学んできたことを活かしつつ、新しいことにも挑戦して、「シン(新)・岡田奈々」を見せられたらいいなと思っています。
――ライブツアーの他にアジア圏でのライブも決定したそうですね。
海外に行きます!姉妹グループがたくさんあるので、会えるかもしれないし、楽しみです。
――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします!
AKB48を卒業して、1人で歌手デビューという形でアルバムをリリースさせていただけて、本当に感謝しかありません。応援してくださる皆さん、たくさんのスタッフさんのサポートがあっての私だと思うので、感謝の気持ちを忘れずに、恩返しが出来るような活動をたくさん出来るように頑張っていきたいと思います。これからの岡田奈々を見守っていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!
クリスマスツリー点灯式&スペシャルライブレポート
インタビュー取材後、岡田奈々は11月16日(木)19時~ヨドバシカメラマルチメディア梅田2階・LINKS広場で行われた「クリスマスツリー点灯式&スペシャルライブ」に真っ白な衣装で登場。
「人生で初めての点灯式です!」と興奮気味の彼女は、「今日のために、若い女の子たちに人気の新宿のお店に行って、冬っぽいコートを自腹で買いました!経費で落とそうとは思っているんですけど(笑)」と告白。集結した観客を笑わせた。
ソロでステージに立つ心境を問われると、「ずっとグループで活動してきたので、寂しいというか心細い思いがあるんですけど、グループの時よりもファンの方がいる温かさ、心強さを感じられるようになりました」と語った。
そして、岡田奈々にとって人生初のクリスマスツリー点灯式へ。観客の皆さんと一緒に10秒前からカウントダウンし、「メリークリスマス!」の掛け声の後、ツリーが点灯。ブルーのライトが鮮やかに光り輝いた。
岡田はステージを下りて、クリスマスツリーの前に移動し、様々な動きやポーズで記念撮影(観客も動画・写真撮影OK)。
クリスマスムードが漂う中、スペシャルライブがスタート!『裏切りの優等生』をクールにパフォーマンスした後、「クリスマスにぴったりな曲をお届けしたい。ツリーを眺めながら聴いてくださったら嬉しい」と、backnumberの『クリスマスソング』を披露。歌唱後、「クリスマス気分は味わえましたか?」と問いかけると、観客から大きな拍手が送られた。最後に、「実家のワンちゃんが15歳になった時に誕生日プレゼントとして書き下ろした曲を聴いていただきたいと思います」と、愛犬への思いを込めた『サラン』を歌い上げた。
ライブ後、岡田は「点灯式もすごく感動的でしたし、この場でしか味わえないクリスマスの雰囲気もすごく楽しいステージでした」と語り、笑顔でステージを後にした。
岡田奈々サンタからの一足早いクリスマスプレゼントだった。
<アルバム情報>
11月7日発売ソロデビューアルバム「Asymmetry」
https://okada-nana.com/news/detail.php?id=1111464
<ライブ情報>
「岡田奈々 COUNTDOWN CONCERT 2023→2024」
https://okada-nana.com/news/detail.php?id=1111447
「岡田奈々 LIVE TOUR 2024 ~Asymmetry~」
https://okada-nana.com/news/detail.php?id=1112542
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