≒JOY、指原莉乃に“無謀なお願い” 指原「お願いの規模がグレードダウンしてません?」
1月17日メジャーデビューを果たした≒JOY(ニアリーイコールジョイ)が22日、お披露目会をおこなった思い出の場所である神田明神ホールで「≒JOY メジャー・デビュー 記者会見」開催した。プロデューサー指原莉乃をゲストに迎え、デビューに関するトークに加え、デビューミニアルバム『きっと、絶対、絶対』にちなんだ企画コーナーを行い、指原にメンバーそれぞれが無謀なお願いを発表した。(※メンバーの大西葵は休養中のため欠席)
指原莉乃が自身の理想のアイドルをプロデュースするために結成された=LOVE(イコールラブ)、≠ME (ノットイコールミー)に続く第3のグループ≒JOY。1月23日発表の最新「オリコン週間アルバムランキング」で、アルバム『きっと、絶対、絶対』が、初週売上8.7万枚で初登場1位を獲得した。
自己紹介に続いてのトークセッションを展開。アルバムタイトルについて指原は、「夢ってきっと叶うよとか、言ってもらえることがあると思うんですけど、いまは『きっと叶う』から『絶対叶う』にグラデーションしていっている過程だと思います。その気持ちを込めて、いつかは絶対になるように、名前をつけました」とタイトルに込めた想いを明かした。
続いては、そのアルバムタイトル『きっと、絶対、絶対』に収録の新曲「無謀人」にちなんで、メンバーが指原に無謀な夢や希望をお願いをする企画を実施。その無謀なお願いに対して、指原がその夢を叶えるのか、もしくは保留なのかを判断するというもの。
トップバッターの逢田珠里依は、「ニアジョイのドラマをプロデュースして下さい!!」と発表。AKB48が出演していたドラマ『マジすか学園シリーズ』を幼稚園の頃に観ていて、個性的なキャラを自分も演じてみたい、とお願いの理由を語った。それに対して指原は「保留」の札を上げるとメンバーから「え〜!」という声があがる。指原自身がドラマをプロデュースしたことがないことから今の自分には難しい、と理由を説明した。
続いての藤沢莉子は、「ニアジョイで海外ツアーをさせてください!!」と発表。海外好きの藤沢は、グループとして海外を目指して活動していかなければと熱い想いを伝えると、指原は自分の一存では無理なんですけどと前置きをした上で「叶えましょう!」の札を上げた。その理由に自分も海外好きであると、海外で待ってくれているファンもいると説明。さらにHKT48に在籍していた時に海外でのライブを経験したことが思い出として強く残っており、その経験を≒JOYのメンバーにもしてほしいという。
市原愛弓、大信田美月、村山結香の3人が同じ内容に。そのお願いとは「指原さんのお洋服をください」というもの。村山は「指原さんのような素敵な女性に近づくためのモチベーションにしたい」とアピール。あまりファッションやコスメなどに詳しくないと話す大信田は「指原さんのセンスを少しでもいただいて、私も素敵な女性に近づけたら」と話せば、市原は「指原さんのおさがりをいただいて、いつも指原さんを感じたい」と各々の想いを伝えた。指原は「嬉しいけど重いね(笑)」と話し、上げた札は「保留」。昔と比べ大人になってしまった指原は着用しているものはハイブランドが多く、「まだ≒JOYメンバーの年齢には早い、もっと大人になってからね」と、3人を諭した。
そして、江角怜音は「20歳になったらボートレース、競馬を一緒にしてください!」と発表。ずっとその2つに興味があったという江角。指原自身もボートレースがマイブームで、ボートレースのCMに出演する矢吹奈子と思い出作りとして、CM出演の記念にボートレースに行こうと話していたこともあり、即決で「叶えましょう!」の札を上げた。江角は「20歳になったら連絡させていただいてもいいですか」と尋ねると指原は、「少額で楽しみましょう!」と約束を交わした。
続いて、山田杏佳の無謀なお願いは「ここぞ! という時に私にメイクをしてください」と発表。指原のYouTubeチャンネルを見て、メイクの参考にしていることを明かし、そんな指原にプロデュースしてもらいたいと思ったという。「なるほど」とうなずいた指原の判定は、まさかの「保留」。その理由として、≒JOYメンバーの方が旬のメイクを知っているから。最新のメイクを知りたい、逆に教えてほしいと述べた。
天野香乃愛は「私にモーニングコールをしてください!」と発表。朝が弱いという天野は、指原からのモーニングコールならすっきり目覚められると思いを話した。指原は「だんだんお願いの規模がグレードダウンしてません?」と疑問を感じながらも回答は「保留」。その理由に自分自身に当てはめて考え、それは秋元康氏からモーニングコールが来ることを想像したからだという。「朝、秋元さんから電話がきたらしんどい(笑)」と素直に伝え、最初は良いかもしれないがだんだんキツくなるんじゃないかと、そんな思いはさせたくないと「保留」の意図を語った。天野は「いつか(モーニングコールを)録音させていただければ」とねばる場面も。
リーダーの小澤愛実と髙橋舞は、「指原さんと一緒のステージに立って歌って踊りたい」と同じお願いを提示。小澤は「指原さんの歌も煽りも全部が大好きで、学びも兼ねて近くで指原さんを感じながらコラボしたい」と話し、髙橋は「一緒に歌いたい楽曲があって、『超孤独ライオン』のセリフパートを指原さんに」と具体的な提案。そのお願いに対して指原は「忙しいなあ」と困った表情を見せ、「ステージから離れて4年、みんなのパワーに追いつけないのでごめんなさい」と話し、判定は「保留」となった。
山野愛月は「いっしょにバンジージャンプを飛んでください!」と懇願。その理由に一緒にバンジーをすれば絆が深まるからだという。10年前に挑戦してバンジーを飛ばなかった過去があるという指原は「そう言われると迷うなあ」と話しながらも、判定は「保留」。「バンジーを飛ばなくても絆はできる」と山野を諭した。バンジーは飛んだことはないが飛んでみたいと話す山野に指原は、「すごい! その勇姿をみたい!」と応援モードのなか、コーナーを締めくくった。
イベント後には囲み取材を行った。このタイミングでメジャーデビューになった理由を聞かれた指原は、「一昨年に行った3組合同によるフェス『イコノイジョイ』では初々しいステージデビューで、かわいらしい雰囲気だったのが、昨年は一変して他のグループのファンの皆さんからもカッコいいと思ってもらえるような素晴らしいステージを作り上げているのをみて、この子たちはメジャーデビューしてもしっかりやっていけるなと思いました」と、デビューを決めた理由を明かした。
さらに指原自身がデビューしたときのことを振り返り、「自分はデビュー当時とんでもないキャラクターだったので、みんなしっかりしていてすごい。あの頃の自分に見せて勉強させたいくらいです」と、≒JOYメンバーのレベルの高さに驚いているという。
他のグループにはない強みについて聞かれると江角は、「ツアーは、≒JOYが脱獄するというコンセプトだったのですが、それはどこのアイドルにもないコンセプトだなと思っていて、カッコいいパフォーマンスを褒めていただけることが多いので、パフォーマンスが強い≒JOYになれたら」と回答。
今後のプロデュースについて聞かれた指原は、「=LOVEと≠MEもイメージを持たずに、自分たちが作りたいもの、彼女たちに合ったものを作り上げてきて、それぞれのカタチになってきたと思うので、メンバーの成長や自分がやりたいことをブレずにやっていきたい」と展望を述べた。
指原が思う理想のアイドルを作るというコンセプトについて、≒JOYは今どのレベルまできているのか、という問いに指原は、「先輩グループがだんだん自分の理想に近づいてきています。アリーナツアーというのは数少ないアイドルしか成し遂げられないことだと思っているので、アリーナツアー、ドームツアーができたら自分の理想だなと思っています。そういった意味ではまだ≒JOYは(理想の)パーセンテージは低いのですが、これから先そういった存在になれると思っているので期待を込めて100%でお願いします!」と話すと、メンバーも「頑張ります!」と意気込んだ。(取材・撮影=村上順一)
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