[写真]ふぇのたす解散(2)

盛り上がる会場

 音楽グループの「ふぇのたす」が6日、東京世田谷区の新代田FEVERで行われた『グレートハンティングナイト Vol.74』で解散を発表した。この日は、デジタルパーカッションの澤“sweets”ミキヒコさんが5月3日に急逝してから初めて行うライヴだった。

 1曲目からエレクトロな音が深く響く新曲「テレポーテーションルール」がヴォーカルのみこ、ギター・シンセサイザーのヤマモトショウによって初披露され、アウトロの余韻が長く響いた。

 続けて「スピーカーボーイ」を歌った後のMCで、みこは「自然に楽しんでほしいなと思っています。ふぇのたすの歌をみんなの前で歌うのは久しぶりなんだけど、スタジオで歌ってるときも音楽の力を再確認した数ヶ月で、勝手に体が動き出してしまうような曲がふぇのたすにはたくさんあるぞと思っているので、今日はみんな素直に聴いてほしいと思います」と語り、「今夜がおわらない」「東京おしゃれタウン」「すしですし」でフロアを盛りあげた。

 しかし、その5曲を歌った後のMCでみこは「実は今日、みなさんにお話をしないといけないことがあります。ふぇのたすは解散することになりました」と発表。

[写真]ふぇのたす解散(1)

復活ライブで解散を発表したふぇのたすのみこ

 復活ライヴでの突然の解散発表に、フロアでは動揺する声も起きた。みこは「やはり再開するために準備をして、3人での活動の大切さがすごくすごく身にしみる毎日で、これ以上活動を続けていくのは難しいという判断になりました。今まで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございます。ふぇのたすは、今決まっている残りの公演と、あと最後にふぇのたすらしくもう一度『飲み会イベント』をして終わりたいと思います。最後までよろしくお願いします」と思いを語ると、ファンからは拍手が起きた。

 最後の「夜更かしメトロ」を歌った後、みこは「みんなの泣き顔を見ると辛くなりますが、でもこれが今の私の気持ち。本当に楽しかったし、残りも全力で楽しみたいと思ってるので、一緒に楽しんでくれると嬉しいです。ありがたす!」と語りステージを去った。

 鳴り止まないアンコールの拍手にみことヤマモトショウがステージに再登場。ヤマモトショウが「今日は僕らは久々のライヴでいろんな気持ちがありますが、今夜はアンコールはやりません。みなさん、またふぇのたすのライヴでお会いできればと思います。みこちゃんも言ってたけど、3人でやってきて、3人でライヴもやってきたから、今は今日やった6曲が最大限なんです。あと3回のイベントのために僕らも準備するし、みんなも一緒に楽しんでもらえたらと思います。ありがたす!」と語り、再びステージを去った。

 ふぇのたすは、9月19日に新代田FEVERで開催される『飲み会イベント』をもって解散する。なお、チケットについては、ふぇのたすオフィシャルサイトやメールマガジン「おすしらせメール」でおって詳細を発表予定だという。

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