放送作家の鈴木おさむ氏のブログが話題になっている。14日に解散を発表したSMAPの曲タイトルを数珠つなぎで文章化したもので、ネット上では「すごい!! 感動した…」「ほとんど発売順になってる…」「泣ける。やばい」などと鈴木氏のSMAP愛に心を打たれ、続々と称賛の声が寄せられている。あわせて、「私自身SMAPの曲をほとんど知ってる事に気付いた」などと、それぞれの人生の一部にSMAPがいることを再確認する人も多い。

 フジテレビ系『SMAP×SMAP』をはじめ、SMAPやそれぞれのメンバーの番組を数多く手掛けてきた鈴木氏。15日に自身のブログを更新し、「愛することを止めることは出来ないぜ!」とパワフルに書き出した。これは、SMAPのデビュー曲『Can’t Stop!! -LOVING-」を表現したと思われるが、鈴木氏はここから、SMAPの曲名を数珠つなぎにした文章をしたためていく。

 冒頭の文章に続き、「と飛び出してきた彼らは、正義の味方なんかあてにならない時代に、心の鏡をかざし、ネバーギブアップと励まし、笑顔のゲンキを配り、時には雪を降らし、ずっと忘れることの出来ない思い出を作り続け、君は君だから変わる必要なんかないからとささやき」と、『正義の味方はあてにならない』や『心の鏡』『雪が降ってきた』などと発売順に曲名を並べながら筆を進めた。

 さらに、「あの頃はたった10$しか握りしめてなかったけど、いつもおおきにと、オリジナルスマイルを届け続けて、たぶんオーライと前向きに、KANSHAしようよ、いいことが待っているからと、俺たちに明日はあるんだと叫び、沢山の胸騒ぎを起こし」と続ける。『$10』『Hey Hey おおきに毎度あり』『胸さわぎを頼むよ』などの曲名をたくみにつなげた。

 鈴木氏のイマジネーションはなお止まず、「例え仲間が減っても、シブトクツヨク粘った結果、青い稲妻を落とし、世の中をSHAKEさせ、ダイナマイトで爆破させてワクワクさせてくれたあとは、PEACEを求めて、夜空のムコウのたいせつな何かを探して、朝日を見に行き、FLYと羽ばたき、らいおんハートを手に入れて、いくつものピンチを乗り越えて、世界に一つだけの花を咲かせた…」と続けた。

 SMAP解散発表に合わせて『世界に一つだけの花』の購買運動が再燃しているが、その直前に発表したシングルは『freebird』。その歌詞には「立ち止まることも大事だと思うけれど 自由に飛び回るために』との一節がある。これを「いくつものピンチを乗り越えて」に書き換えたと連想することも可能で、鈴木氏のこめた思いが胸に迫ってくる。

 鈴木氏のたくみなタッチはなお続く。「時には友達とBANGBANGなバカンスに行き大騒ぎもしたけど、世の中の女性に感謝の気持ちを届けることも忘れず、その瞬間はきっと夢じゃないからねと、そっときゅっと抱きしめて、これが愛だよと、耳元で呟き、みんながくじけそうなときには、not aloneと、一緒にさかさまの空を見上げて心のバッテリーを充電してくれて、一緒に手をつないで、JOY JOYと生きる楽しさを思い出させてくれた彼らも」と2005年以降に発表された曲名をつないでいった。

 そして、ラストは「OTHER SIDEに向かって歩き始めるけど、彼らへの愛が止まることなんかないのだ」とのコメントで締めくくられている。これは、昨年9月9日にリリースした55枚目シングル『Otherside/愛が止まるまでは』のこと。9月9日とは、デビュー曲『Can't Stop!! -LOVING-』を発表した日付であり、SMAPの楽曲がひとつながりになっている。

 この鈴木氏のこめた思いが、ネット上で大きな反響を呼んでいる。ツイッターやネットの掲示板には「めちゃくちゃ泣ける」「素晴らしすぎる。。。泣ける。。。やばい」「ほんとに個性が溢れてて SMAPへの愛が溢れてる」「最高かよ。素敵すぎ。涙腺崩壊。SMAPへの愛が止まることはない!」「ただひたすらにSMAPというグループの偉大さを強く強く噛みしめてる」などと、鈴木氏の深いSMAP愛を知り、涙を流す人が続出している。

 さらに、「楽しかった色んな思い出が蘇ってくる」「私自身SMAPの曲をほとんど知ってる事に気付いた」「SMAPの曲はそのまま彼らが歩んできた道を表せるんだ」「なんだかんだ、みんなSMAPが好きなんだよ」などと、鈴木氏のメッセージを受け取り、改めてSMAPがそれぞれの人生の深いところにあることを再確認する人も多いようだ。

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