尾上松也と比嘉愛未、佐藤寛太

尾上松也、比嘉愛未、佐藤寛太、崎山つばさ、寺脇康文、鈴木おさむ氏が3日、東京・よみうり大手町ホールで、舞台『怖い絵』の初日前会見に臨んだ。名画に隠された恐怖の背景を解説した美術書『怖い絵』(中野京子著)をもとに鈴木氏が作・演出。多き絵画コレクターの主人公が罪なき人たちに復讐代行していく物語。「怖い絵」に秘められた物語が事件の真の姿を浮かび上がらせる。

 【動画】朝のルーティンを尾上松也にイジられる比嘉愛未(会見の一部模様)

その主人公の絵田光役を尾上松也が務める。舞台出演は3年ぶりの比嘉は、大手建設会社社長の火山武(寺脇康文)の愛人・美山翼を演じる。謎めいたクラブのママという役どころ。「緊張感もありますが、チャレンジを楽しんで最後まで走り抜きたい」と意気込んだ。

劇中には多くの絵画が登場する。なかでもフェルメール「真珠の首飾りの少女」が好きで「はじめ観た時は圧倒されて見入りました。絵なのに内側から滲み出る出る神々しさはこういう事なんだなと思いました」。劇中では出番ではない場面も下がらずにステージにある額のなかで待ち続ける。鈴木氏は「皆さんが絵画のようになるんですが、比嘉さんは止まっているだけで絵画みたい。本当にすごい。お美しい」と称えた。

会見では、作品名にちなみ「怖い体験」を明かすことになった。比嘉は、4年間続けている朝のルーティンを尾上や寺脇にイジられるのが「怖い!」と告白。ただその内容は「毎朝起きたら窓を開けて(大きな声で)『おはよう!』」というもの。尾上は手の添え方や立ち振る舞いが上品と指摘。まるで絵画のような振舞いがツボだったようだが、比嘉は「美山翼になり切っているんです」と役作りの一環として明かし、納得を得ていた。

本作の東京公演は3月21日までよみうり大手町ホールで、24日から27日までは大阪公演としてCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。

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