[写真]ブンブンサテライツ9度目フジロック(6)

9度目フジロックで圧巻ステージパフォーマンスをみせたBOOM BOOM SATELLITS

 BOOM BOOM SATELLITS(ブンブンサテライツ)が24日、自身9度目となる『フジロック・フェスティバル2015』に出演、圧巻のパフォーマンスで観衆を魅了した。また、8月に本人出演のニコニコ生放送を実施することが発表された。

 雨もすっかり止み、夕暮れの気配が漂い始めたWHITE STAGE。ステージ前を埋め尽くした観客は涼しい風を感じながら、日本が世界に誇るライブバンドの登場を待ちわびていた。

 転換のSEが途絶えると、地響きのような歓声が響き渡る。メンバーがステージに登場すると、歓声に呼応するように「A HUNDRED SUNS」のイントロの心地よいビートとともにライブがスタート。今日は想い入れのあるフジロックのステージということもあり、メンバー全員お揃いの黒衣装に身を包んでいる。

 ギターを持たずボーカルオンリーの川島がライブのオープニングナンバーを歌い上げると、そのまま間髪を入れずに「ONLY BLOOD」、「MORNING AFTER」に突入。いつにも増してタイトな演奏と、野外とは思えないほど隅々まで響き渡る音の圧力に、通路まで埋めてしまうのではないかというぐらい超満員のWHITE STAGE前が巨大なダンスフロアに変わる。

 過去8度、フジロック・フェスティバルへの出演を果たしている生粋のライブバンドBOOM BOOM SATELLITESはこの会場特有の雰囲気を味方につける術も心得ている。

 アップテンポなナンバーの後は一転、今度は幻想的な音の世界に観客を引きこんで行く。今年に入り、バンドが挑戦する新しいライブコンセプトが垣間見える、神秘的なエレクトロサウンドパートだ。ニューアルバム収録の『BLIND BIRD』から中野の巧みな音作りにより隙間なく繰り出される音の世界がもうすっかり夕闇に包まれた苗場の空気に染みた。

 そして、ライブ最後は再びBOOM BOOM SATELLTSの持ち味でもあるラウドな楽曲が戻ってくる。観客も最後の力を出しきりるかのように踊り狂い、ライブの定番曲『MORNING AFTER』でブンブンのセットは終了。最後は拍手喝采とアンコールを求める声を浴びながらメンバーはステージを後にした。

 フジロック・フェスティバル2015初日、圧巻のパフォーマンスを披露したBOOM BOOM SATELLITSは今年デビュー18年目。再来年に控えたデビュー20周年に向け、今年も幾多の音楽の可能性を切り開いてきた彼らならではの新たなチャレンジを行っていく。8月5日には川島、中野出演のニコニコ生放送、『BOOM BOOM SATELLITES生出演 夏休みニコ生特番』が決定。番組サイトががオープンした。放送内では何やら重大発表を行うようだ。

セットリスト

M1. A HUNDRED SUNS
M2. ONLY BLOOD
M3. MORNING AFTER
M4. BLIND BIRD
M5. EMBRACE
M6. NINE
M7. FOGBOUND
M8. STEIN
M10. STAY

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