[写真]ブンブンサテライツがライブ活動休止

写真上が川島、下が中野

 BOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)は8日、11月に開催予定だったライブ活動休止前最後のライブを中止することを発表した。脳腫瘍の症状が確認された川島道行の体調に変化がみられたことが理由。川島はツイッターで「闘い抜いて戻って来る気満々です」「また良い音楽を全力で届けられようになる日まで、少々待っていてください」と報告した。一方、ファンからは励ましのコメントが寄せられている。

 川島は9月に脳腫瘍の症状が確認され、11月開催予定のライブをもってライブ活動を休止すると報告していた。この日、公式サイトでは「川島の体調に変化があり、主治医、スタッフ、メンバーと協議を重ね、11月に川島がステージに立つことが難しい状況だと判断」と川島の体調が変化したため、ライブ活動休止前のライブを中止することを発表。

 メンバーの中野雅之も、同サイトで、ファンたちへの深いお詫びのコメントを載せ「現在の川島の容態は比較的安定しているのですが、万が一の事態に備えて11月のワンマンはキャンセルさせていただく事にしました」との結論に至ったことを説明した。

 更に「川島本人も『最後のライブになるかもしれない』という覚悟と意気込みとで日々を過ごしていたので、今は誰よりも悔しく辛い思いをしていると思います」と川島の気持ちを代弁した。

 その一方で、ポジティブに言葉を連ね、「バンドとしてはまだ何も諦めていません。川島と二人で音楽を作り始めて約25年になりますが、このままフェードアウトしていくのはどうも性に合いません。川島の回復を待って一曲でも多く録音し、1分でも長くステージに立とうとしています」とのコメントも添えた。

 この報告を受けて、川島も自身のツイッターを更新。「本当に不本意な事ですが、楽しみにしていてくれた方々、関係者の皆様には本当に申し訳なく思っています。一日も早く体調を取り戻して帰ってきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします」と関係者への謝罪のコメントを寄せた。

 その上で、「また良い音楽を全力で届けられようになる日まで、少々待っていてください。闘い抜いて戻って来る気満々ですので。楽観視できる病ではありませんが、頑張ります」と綴り、活動再開を目指して闘病生活を乗り越えたい心境を綴っている。

 川島のツイッターには多くのファンからメッセージが寄せられ、「復活して戻ってくる日を待っています」「今は治療に専念して、いつか必ずステージに戻ってきてください!」「BOOM BOOM SATELLITESは2人でヒトツ」などと励ましの声が投稿されている。

 BOOM BOOM SATELLITESは、ギター&ボーカルの川島道行、ベース&プログラミングの中野雅之からなる2人組ロックユニット。1990年に結成し、1997年にベルギーのレコード会社からデビューを果たした。ヨーロッパの数々のフェスに参加するなど注目を集めた実力派として知られる。

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