BOOM BOOM川島さんお別れ会、中野「感謝しても尽くせない」
BOOM BOOM SATELLITES川島道行さんお別れ会
脳腫瘍のため10月9日に亡くなった、BOOM BOOM SATELLITESの川島道行さん(Vo, G)のお別れ会が11月15日、東京。新木場Studio Coastでおこなわれた。
ファンへ向けたお別れ会の会場となった新木場Studio Coastにはの多くのファンが参列した。
会場は献花台の他、巨大スクリーンへのミュージックビデオやライブ映像の投影、デビュー当時からの巨大な写真パネルの数々、また、これまでの楽曲制作で残された川島さん直筆のメモやノートなど、貴重な資料などを展示。
メインステージには、川島さんが使用していた制作/ライブ用の機材などがセットされており、涙を浮かべながら別れを悼むファンが多数見受けられた。
出口ではパートナーである中野が参列者一人ひとりに、ポストカードを手渡し、まっすぐな眼差しで感謝の気持ちを伝えながらお見送り。
先程まで涙していたファンであったが、最後にはこぼれるあたたかい笑顔に、BOOM BOOM SATELLITSが築き上げた強い絆と、彼らの音楽の未来を印象付けた。
BOOM BOOM SATELLITESは、1990年にボーカル・ギターの川島道行さんと、ベース・プログラミングの中野雅之が結成し、1997年にベルギーのレーベルからデビューした。
エレクトロとロックの要素を織り交ぜた音楽性は国内外で高い評価を受け、UnderworldやMobyと欧米ツアーを周ったほか、国内ロックフェスではヘッドライナーの常連となっていた。
川島さんは複数回にわたって脳腫瘍を発症しながらも音楽活動を継続。しかし、2016年6月にリリースしたBOOM BOOM SATELLITES最後の作品となる作品『LAY YOUR HANDS ON ME』を作り上げたことで音楽活動に終止符を打ち、家族と共に穏やかな日々を過ごし、2016年10月9日午前5時12分に脳腫瘍のため亡くなった。
BOOM BOOM SATELLITES 『LAY YOUR HANDS ON ME』Short Ver.