[写真]上坂すみれ野外で熱唱(4)

新曲「Inner Urge」の発売記念イベントを行った上坂すみれ(撮影・紀村了)

 声優で歌手の上坂すみれ(23)が26日、都内で6枚目シングル「Inner Urge」(22日発売)の記念イベント『煩悩のキャンプファイヤー』を開催。600人の観衆を前に、シングル曲など4曲を熱唱した。ファンとの掛け合いが好評の上坂。気温35度を超え、都内で初めての猛暑日を記録したこの日も遠慮はせず、パフォーマンスでは熱く、トークでは鋭くファンとの掛け合いを演じて盛り上がった。

[写真]上坂すみれ野外で熱唱

ファンに水をかける上坂すみれ(撮影・紀村了)

 炎天下の野外特設会場ながらも開始30分前には多くの観衆が詰めかけていた。男性だけでなく女性ファンの姿も多く見られた。都内における今年の最高気温を記録した昼過ぎにイベントはスタート。頭には赤いツノ、そして白いドレスを身にまとった上坂は、観衆の大歓声で迎えられると「皆さん熱いだろうに…」と茶目っ気たっぷりに挨拶。「倒れないようにね」と注意を促してから「七つの海よりキミの海」を披露した。

 時に激しく、時にはキュートに魅せる上坂のパフォ―マンスに、観衆は大歓声と旗を振って応える。学生の姿が少なかったことにげんなりの表情を浮かべた上坂だったが、それも観衆との掛け合いの一つ。ステージではめいいっぱい歌い踊った。

 前日も名古屋で記念イベントを行った上坂。この日の会場には名古屋にも参加した人が多くいたことに「正体は関東人だったんだな」とツッコミを入れて笑いを誘った。更に、「一応発売記念イベントなので」と何気なく口にした「一応」に対してファンからツッコミが入れられても「これはプロモーションの一種に過ぎない」と怯むことなくかわし「今日はこんがり日焼けするためのイベントです」と開き直ってトークをすすめた。

[写真]上坂すみれ野外で熱唱(6)

撮影・紀村了

 これらは互いに好意をもってのやりとり。観衆の様々な声がけにも臨機応変に適切に対処していく上坂のトーク力も魅力の一つ。そして、上坂のファンへの想いは3曲目「げんし、女子は、たいようだった。」でも見られた。

 水鉄砲を持ち出した上坂は、前列の観衆に水をかけると、あちらこちらで「水をかけてコール」。それに応えるため、ステージを下りて会場を一周しながら水をかけていった。水を浴びた観衆は満足だが、炎天下のなか走りながら「放水」を行った上坂の体力消耗は著しく、ステージに戻った時にはヘトヘト。階段を昇るのもやっとのようだった。

 それでもファンの欲求は満たされないようで、「水を飲ませて頂きますね」という上坂に対して「かけて」と再コール。「えー!あげたでしょ」としながらも、水の代わりにその場にあった未使用のタオルを手にとってファンに向けて投げ入れ、プレゼントした。

 猛暑のなかで100%の力を出し切ってサービスとパフォーマンスを展開した。この日は4曲と短かったが、最後に披露した新シングル表題曲「Inner Urge」では汗だく。「あちー」と、たまらず自身の顔や首筋、足に水鉄砲の水を浴びせ、更にはファンからもらったという冷却材を首元にあてる場面もあった。

 最後は「恋人や家族連れに関係なく元気よくやりましょう」と観衆と三唱を行ってライブを終えた。30分程度の短いイベントではあったが彼女の魅力が凝縮されたものとなった。なお、上坂は来年2月11日・12日に東京・中野サンプラザホールで「中野サンプラザ2days」ライブを開催する予定である。  【取材・紀村了】

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