ライバル役を演じ切った山本千尋:未来への10カウント(テレビ朝日系)

 山本千尋が出演する、木村拓哉主演ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)の第9話が9日放送され、奥村紗耶を演じる山本千尋が激闘のボクシングシーンを熱演した。※ネタバレあり。

 最終話では、インターハイ出場をかけて、京明高校と松葉台高校が対戦する。前回大会で敗北し、リベンジに燃える松葉台高校・水野あかり(山田杏奈)を迎え撃つのは、京明高校・奥村紗耶(山本千尋)。

 試合は、前回勝者の紗耶が優勢のまま進む。あかりのボディに打ち込み、ブロックが下がったところで、左フックをテンプルに入れる、同時に2ラウンド目終了のゴングが鳴る。迎えた最終ラウンドでも、紗耶の勢いは止まらず、ボディを連打し、左フックで決めに行く。

 しかし、カウンターを狙っていた、あかり渾身の右ストレートが直撃、よろけたところに、追い打ちをかけるようにボディが入る。審判が止めに入り、あかりのRSC勝ちとなり、紗耶は逆転負けをしてしまった。最後には、悔しい中で、相手の健闘を祈る言葉を贈った。

 今回の撮影に向けて、ボクシングシーンは相当ハードで、役作りの大変さがうかがえる。プロボクシングライセンスを保持している山本千尋は、木村拓哉がコーチを務める松葉台高校の最強のライバル役としてふさわしい強さを見せ続けた。

 視聴者からも「山本千尋ちゃんの動きが違う…さすがアクション女優」「千尋ちゃんほんと強そうな選手って感じで好き」「山本千尋ちゃん得意の武道を生かせてる」「山本千尋さんがやる気前面」「山本千尋さんさすがプロ、動きが全然違う」と反響の声が寄せられている。

 今回のドラマを通して、ボクシングシーンの後には、SNSで反響を集めるなど、役者として大きな存在感を残した。

 山本は、中国武術を3歳から習い、数々の世界大会で優勝、JOCジュニアオリンピックカップでは3連覇の実績を有する。今年7月公開の映画『キングダム2』では、羌かいの姉・羌象役で出演が決定、更に9日にはNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演することが発表されたばかり。今後ますますの注目が期待される。

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