関白・近衛前久を演じる本郷奏多

 本郷奏多が30日放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に関白・近衛前久役で初登場。視聴者からはハマり役と反響の声が寄せられている。

 【写真】会見時、関白・近衛前久姿で登壇した本郷奏多

 新型コロナウイルスの影響で放送は休止。約3カ月ぶりに再開されたこの日は、桶狭間の戦いから4年後が描かれた。本郷は、征夷大将軍・足利義輝(演・向井理)に改元を求める関白・近衛前久役として登場した。

 近衛前久は若き関白で、その類いまれなる行動力で、公家でありながら自ら政治に介入する、変わり種の貴族だ。本郷演じる近衛前久は気品が漂いながらも奥底にある力強さが見え隠れする。

 制作統括・落合将氏も「変わり種の公卿という難 役ですが、若いが切れ者 の ハードな政治的シーンも、姉代わりの伊呂波太夫との軽妙なかけあいも、本郷さんが自由自在に演じていて、まさに大河史に残る『近衛前久』役だと思います」と称えている。

 見どころとなったのは、伊呂波太夫(演・尾野真千子)との掛け合い。「ふっと出る、独特のきざったらしさがやけにコミカルで、チャーミング」(同氏・談)。将軍や大名の前で律する姿とは異なる無邪気さも。まさに本郷しか出せない味わいとなった。

 この“本郷関白”に、放送直後からネット上で話題に。視聴者からは「本郷奏多さんの関白いいな」「奏多くん公家顔すぎる」「あの目力。今後が楽しみ」「合ってるな」「近衛本郷関白のオンオフの切替がすごい」「声なんて滑らかで美しいの」「気弱な義輝に対して叱咤する若く強く先進的な関白。切れ者感が凄かった」との声が寄せられ反響だ。

 その本郷は演じるにあたり「すごく偉いポジションですが、公家には珍しく、いろんなところに出向いてアクティブに動く、型にとらわれないような人物だと伺い 、おもしろそうだなと思いました。前久がどのように動き回っていくのか、楽しみにしていただけたらと思います」とコメントを寄せている。

 今後の“本郷関白”に期待感が高まる。

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