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 本郷奏多が出演する、ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『アイのない恋人たち』の第1話が21日に放送された。本作は2024年の東京を舞台に恋愛偏差値が低いワケあり男女7人が織り成す愛の物語。本郷奏多が演じる淵上多聞は、久米真和(福士蒼汰)と郷雄馬(前田公輝)の高校の同級生。一流食品会社の企画開発部に勤務し、爽やかな笑顔と柔らかな物腰で、女性からの好感度は決して低くないが、実は33歳の今日まで女性と付き合ったことが一度もない、他人との交わりが不得手というアラサー男性役。第1話ではどういう展開が待っていたのか。※ネタバレあり。

第1話

 冒頭から点描されるのは、東京で暮らす7人の日常。稲葉愛(佐々木希)は、楽器店でピアノを弾く少女を見つめ。食品会社勤務の淵上多聞(本郷奏多)は、バスに揺られながら『よく当たる恋愛診断』というメールを削除する。

 多聞の後輩の冨田栞(成海璃子)は、オフィスで仕事に追われ、てんてこまい。区役所勤務の近藤奈美(深川麻衣)は、婚姻届を受理したカップルに頼まれ、笑顔で写真を撮る。

 警察官の郷雄馬(前田公輝)は、結婚式場で婚約破棄されて愕然。ブックカフェを営む今村絵里加(岡崎紗絵)は、母親からの着信を気にしながら客を迎え入れる。そして売れない脚本家の久米真和(福士蒼汰)は、一夜をともにした女性から逃げるように去っていく…。

 時は遡り久米真和(福士蒼汰)、淵上多聞(本郷奏多)、郷雄馬(前田公輝)の高校時代。3人は卒業式の予行演習をコッソリ抜け出したせいで、居残りをしていた。反省文を書きながら将来について話していた。

 真和は「生きる勇気が出るような脚本を書く」

 多聞は「そこそこな会社に就職して、30過ぎていい人がいたら結婚する」

 雄馬は「早く結婚してサッカーチームが出来るくらい子供を作る」

 卒業して15年後にまた再会することを約束する…

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 雄馬と多聞はバイトを終えた真和の家へ押しかけ、そのままファミレスへ。真和は売れない脚本家。多聞は一流企業のサラリーマン。雄馬は生活の安定した公務員職に就いていたが、三人そろって独身かつ彼女なし。

 近況を話していると、雄馬は結婚寸前で婚約者に逃げられ、多聞は女性と付き合ったこともないという。多聞は「恋愛って大変じゃないか?まともに付き合ったのはゼロ。別にそれで不便だと思ったことない」という。まともな恋愛経験のない多聞はこの先のビジョンを持たず。

 真和は、マッチングアプリで適当な相手を見つけては関係を持ち、3回会ったら連絡を絶つと決めているという。

 「真和は愛、多聞はI(自分)、雄馬はeye(見る目)」のないアラサーになっていた。33歳、全員独身。そんな状況に雄馬が「合コン」をしようと現状打破しようと提案する。多聞が冨田栞(成海璃子)に声をかけ、参加してくれる女性陣を探してもらうことになる。

 合コン当日、真和は店の前で偶然、高校時代の彼女・愛(佐々木希)と再会。同様に店の前で母親から電話が入り、家に呼び戻されたのは絵里加。さらに多聞と栞も残業で参加できなくなり、“お見合い”状態になった雄馬と奈美。不器用な2人は、微妙な空気に。

 後日、絵里加はマッチングアプリに登録し、話が合ったイケメンと会うことに。そこに現れたのは、真和だった。また合コンに参加できなかった、多聞と栞も参加できなかった合コンの代わりで食事に行くことに。

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 多聞は栞との食事で恋愛に関して「人の心にズカズカ土足で踏み込むもの」「恋愛が自分を変えてくれる素晴らしいものとは思えない」「恋愛のない世の中の方が世界は平和になる」など少し酔っているせいもあり、本音を漏らす…。

 それに対して栞は、「何か退屈な感じがする」「わたしは誰かを愛したい。好きな人に愛されたい」と率直な気持ちを伝える。

 多聞は人を愛することができるのか。栞とは何か生まれるのか…。

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