DJ KOOが見た時代変化、40年前と重なる現代の音楽シーン 違いは「粋」
INTERVIEW

DJ KOOが見た時代変化、40年前と重なる現代の音楽シーン 違いは「粋」


記者:木村武雄

撮影:

掲載:19年12月10日

読了時間:約10分

内助の功

――さて、『サタデー・ナイト・フィーバー』でトニーは、ステファニー(カレン・リン・ゴーニイ)の出会いによって人生が変わるわけですが、KOOさんが人生で影響を受けた人は?

 それはやっぱり奥さんです(笑)。ディスコで知り合いましたから。僕がDJをやっていたお店に来て。当時はディスコブームで、ユーロビートとかが流行っていたけど、僕はこだわってかけなかった。ファンキーをかけていて、リクエストに来た奥さんは「ユーロビートをかけて」と言ってきて。でも、うちのお店ではかからないからと言ったら、カセットテープに録ってきて。押しが強いなと思ったんですけど、可愛かったので(笑)。営業前にカセットテープに録ってそれを渡して口説き、それで付き合いました。

――奥さんによって磨かれた点は?

 好きなことをやらせてもらえていたので(笑)。結婚しても、DJや音楽制作はさせて頂いて、やたらと楽器を買っていたけど、ダメと言わなかった。もう感謝です。無駄遣いしても大丈夫だったので。でも、子供が生まれてからは「ちゃんとしましょう」と言われて、そこはかっちり締められましたね(笑)。

――お子さんが生まれてご自身の気持ちも変わった?

 すごく変わりました。DJといえば昼間の社会とは決別した生活ですが、子供が生まれたので常識人にならなくてはと思って。最初に始めたのが、赤信号は絶対渡らない事、そこから始めましたから。子供に間違ったことは教えられないなと思って。

――ところでKOOさんのファッションにこだわりを感じますが、それはディスコカルチャーから来ている?

 そうですね。ビジュアルで見たときにみんなのテンションが上がってくれたらいいなというのと、自分も派手な格好をしていることで非日常な感じになれるんですよ。家ではこんな格好はしていないですから(笑)。着ることで、DJモードのスイッチが入ります。

DJ KOO

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