「一人旅のよう」「激変だった」、知英×草川拓弥 それぞれの転機
INTERVIEW

「一人旅のよう」「激変だった」、知英×草川拓弥 それぞれの転機


記者:木村武雄

撮影:草川拓弥、知英

掲載:19年11月01日

読了時間:約12分

 知英と草川拓弥(超特急)が11月1日公開の映画『どすこい!すけひら』(監督=宮脇亮、脚本=鹿目けい子)に出演する。たむら純子氏の同名人気漫画が原作。事故に巻き込まれ「ナイスボディ」になった元ぽっちゃり体形の助平綾音(知英)とアイドル・湊拓巳(草川拓弥)との恋愛模様を描く。知英は体重100キロに見せるために特殊メークで撮影に挑んだ。一方の草川拓弥は役柄と同じアイドルとして活動するのも役作りでは難しさもあったという。また、綾音は体型の変化が自信をつけるきっかけとなった。知英と草川自身の転機とは。そして自信をつけるためにおこなっているものとは。撮影の裏側を交え、その想いを聞いた。【取材・撮影=木村武雄】

体型だけでなく声に意識も、知英

――出演が決まった当初の心境を教えて下さい。

知英 体重100キロであることを見せるために特殊メークとファットスーツを着ましたが、撮影に入る前は自分がどういう風になるのかなと着るまでは実感がなくて…でも楽しみにしていました。もちろんハードな撮影になるんだろうなとは思っていました。撮影は真夏ですし、試し着した時も動きが今の自分のように全然できないですし(笑)。それとCGを使わないでそうみせるためにはどうすればいいのか、動きも含めてすごく考えました。動き自体は実際に着ると重くなってそれなりにそういう動きになれるんですけど、声を意識して。体の大きい方は声が落ち着いているからそうしてみたり、でも痩せた時に声が変わるのかといったら違うんですけど、その差をつけながらやりました。

――特殊メークやファットスーツを着るのも大変そうですね。

知英 そうなんですよ! メークにも時間がかかって。夜中の3時から3時間ぐらいかけて準備しました。スケジュール的にはハードでした。睡眠時間もほとんどないぐらいでした。でもタイトに撮った方が良い時もあります。間が空きすぎると雰囲気や役への意識が抜けてしまうこともありますし、それはそれでよかったです。

――楽しみにしていたファットスーツですが、実際は動きづらかったですか?

知英 意外と体を動かすのは大変ではありませんでした。動きやすい生地でできていましたから、クッションの役割としては最高でした! 転んでも痛くないんですよ(笑)。どこで寝転んでも大丈夫! でも手は一番見えるし、よく使うのでシリコン製で、すごく重くて(笑)。圧迫もされるし、汗もたまるし、変な感触がありました。時間があったら外していました。

知英

知英

――拓弥さん演じる拓巳は、綾音とは痩せた後に出会っていますが、痩せる前の100キロの姿を見てどう思いましたか?

草川拓弥 夏で暑かったので大変だったろうなと。でもクオリティの高さにはびっくりしました。正直初めて映像で見た時に、本当に知英さんがやっているのかなって。

知英 私自身はすごく新鮮で楽しかったですよ。普段している自分の動きをしていても、別人に見えるのでみんなで「その動きいいね!」と言い合ったり。特に監督は楽しんでいました。

――拓弥さんもステージで着てみたり?

草川拓弥 大変そう。機敏には動けないでしょうね(笑)。

知英

知英

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草川拓弥、知英
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草川拓弥
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