「一人旅のよう」「激変だった」、知英×草川拓弥 それぞれの転機
INTERVIEW

「一人旅のよう」「激変だった」、知英×草川拓弥 それぞれの転機


記者:木村武雄

撮影:草川拓弥、知英

掲載:19年11月01日

読了時間:約12分

境遇は似ていても性格は違っていた、草川拓弥

――一方の拓弥さんは人気アイドル役でしたが、台本を読んだ最初の印象は?

草川拓弥 台本を読んだ時に思い描いたのは、作品が完成したときにはとてもハイスピードな展開で、ポンポンとシーンが変わっていくような、見ている人もどんどん見入ってしまうようなものになるだろうと思っていました。僕が演じた湊拓巳に対しては共感できる部分もありましたし、何よりすごくストレートに行動に移すタイプだなと思いました。それと、「モー子」という牛がいて、その牛にセリフがあって。どういう風になるだろうと思って想像が出来ませんでした(笑)。

――そのモー子ですが、完成した映像を見てどうでしたか?

草川拓弥 (南海キャンディーズの)静ちゃんが声をなさっているんですけど、きれいにハマっていました!

知英 そうそう、ハマってた!

草川拓弥 僕はワンシーンしか牛と絡むシーンがなくて。でもやっぱり大変なんですよ、止まっていてほしいけど動いちゃうし、カメラに収まらないし(笑)。ワンシーンを撮るだけでも大変だったから、たくさん絡んだ知英さんは大変だったんだろうなって(笑)。

知英 そんなことないですよ(笑)。動物自体好きなので、すごく話しかけていました。役のように「大丈夫?」「こっち行って下さい」とか。でも乳しぼりはちょっと大変だったかな(笑)。ちょっとしたテクニックが必要だったので、でも楽しかったです! 牛をあんなに近くで見ることも、触ることもないので、可愛かった。

草川拓弥

草川拓弥

――牛を撫でている姿が素敵でしたね。笑顔が素から出ているようにも見えて。

知英 本当ですか!? 嬉しいです。私の言う事を聞いてくれて。きれいな瞳も好きでしたし。言われた通り、あの笑顔は心の内から出ていました。

――さて拓弥さんは、拓巳とは職業的に重なるところがあったと思いますが役作りはいかがでしたか?

草川拓弥 実はパッと見た感じは似ているように見えるんですけど、似ていない部分の方が多かったんですよ。拓巳は自分に自信があって、思ったことはストレートに言ったり、それを行動に移さないと気が済まないタイプですし、スター性という部分をどう出していけばいいのか考えました。そのなかで劇中では、グループ活動で着ている衣装が出てきたりするんですよ。そうした面白さもありつつ、演じることへの難しさもありました。

――でも拓弥さんはスター性を持っていますからね。

草川拓弥 僕自身、スター性を持っているとは思ってもいないです。でも、グループでステージに立ったときには持つべきものだと思いますし、それと同時に自信も持つべきものだと思っているので、自分の経験を活かす部分もありました。それと周りにいる友人からヒントも得たりしました。

――メンバーも参考にしたり?

草川拓弥 メンバーにはポジティブな人もいますが、メンバーというよりかは、自分の想像で作って肉付けしていった感じですね。

――さてお二人は今回初共演ですが、お互いの印象は?

草川拓弥 知英さんは、KARAの時代から知っていたので、こうして共演できているのが不思議です。KARAで活動され、その後はお芝居もたくさんされていて、一人の女優さんとして凛として素敵な方だなと思っています。

知英 私は、超特急の活動を見てその踊りにびっくりしました。現場の空き時間にも踊っていらしたのですが、「すごーい、上手!」と思って、かっこいいなと。洋服もオシャレですし、その姿を現場で見るのも楽しかったです。

草川拓弥 僕はずっと座っているのが苦手なタイプなので、ついつい体は動いちゃいますね(笑)。でも先ほどメークに3時間かかったという話を聞いて、信じられないぐらいでした!

草川拓弥

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草川拓弥、知英
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知英
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