「一人旅のよう」「激変だった」、知英×草川拓弥 それぞれの転機
INTERVIEW

「一人旅のよう」「激変だった」、知英×草川拓弥 それぞれの転機


記者:木村武雄

撮影:草川拓弥、知英

掲載:19年11月01日

読了時間:約12分

それぞれの転機、そして自信をつけるための方法

――主題歌は超特急の「DON’T STOP恋」です。ポップスではありますが、ロックなど様々なジャンルが入っていますね。

草川拓弥 そうです! 1曲のなかに5曲ぐらいある感じで、テンポも変わるし、良い意味でぶっ飛んでいる曲ですよね!

知英 すごい良い曲ですよね!

草川拓弥 ありがとうございます!

――振付は?

草川拓弥 もう大変です(笑)。

知英 楽しみ!

――知英さんの最近アーティスト活動は?

知英 女優をメインにやらせて頂いているので歌う機会は限られていますが、今年はブルノートでライブをやりました。振付もなくしっとり歌うような感じで、曲もアレンジしてジャズテイストに変えたり、昭和メドレーというパートを作ってカバーしたり、楽しかったです。

――さて、綾音は痩せたことで人生が激変しましたが、お二人のターニングポイントを挙げるなら?

知英 私は何度かターニングポイントがあります。グループから一人になった時や韓国から日本に来て芸能活動をしていることなど。韓国と日本は遠くないし文化も食べ物もそんなには違わないけど、自分の中では色んな変化はあって、やっと慣れた感じではあるんですよ。最初はグループだったので、一人になった瞬間、周りに頼れる人がいないという心細さもあって。もちろんスタッフはいるけど、メンバーが一緒だったということもまた全然違う感じに自分に伝わってきて、一人旅みたいな感じで。強くならなきゃと思った瞬間は結構ありました。

草川拓弥 僕はこの世界に入ったことが激変だったと思います。もともとサッカーが好きな少年で10年間くらいやっていました。スカウトされたのはその部活に行く途中で、正直全くこの業界に興味なかったので、1週間以上悩んで、いとこの家族が事務所の名前を知っていたから「いいじゃん、やってみなよ」と背中を教えてくれて。そこからガラっと変わりました。

――その綾音が自信をつけるための一つとして、痩せたことがきかっけとなりましたが、自信をつけるためにどうしたらいいと思いますか?

知英 この仕事は、自信がないとなかなか人前に立てないですし、表現者として自分を出さないといけない仕事ではあります。でも人間だから自信がないときもあって。そうなったときは、これまでやってきたこととか、頑張ってきたことを考えると「その時も頑張って乗り越えたからまた頑張れる!」と思える。そうすることで不安をなくすことができるときもあります。それと、周りのスタッフやキャストの皆さんに助けられているというのも大きくて、「私は一人じゃない」と思えると頑張れます。

草川拓弥 僕は普段から「しっかりとした自信」は持っていなくて。恵まれた環境で仕事をやらせて頂いて、周りの支えというものが自分にとっての自信に代わる心の支えになっています。それと、気持ちが切り替わるスイッチがあって、ステージに立った瞬間や、芝居では役を演じる瞬間がそれにあたります。僕は周りの目を気にしがちなので、心の迷いなどをシャットダウンして「周りにどう思われようが自分はこうだ」という気持ちを高めていけば、自信に近いものになる。それが僕の中での自信に近いものになっていると思います。

草川拓弥、知英

草川拓弥、知英

(おわり)

衣装協力

草川拓弥
・KIDILL ROOM(03-6427-2237)
・elephant TRIBAL fabrics(info@elephab.com)
・Paraboot(パラブーツ青山店 03-5766-6688)

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草川拓弥、知英
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知英
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草川拓弥
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