音楽は夢であり日常――、伊原六花×小林豊 「明治東京恋伽」撮影秘話
INTERVIEW

音楽は夢であり日常――、伊原六花×小林豊 「明治東京恋伽」撮影秘話


記者:桂 伸也

撮影:

掲載:19年04月11日

読了時間:約16分

それぞれの胸にある音楽の印象「夢」「日常」

伊原六花×小林豊

伊原六花×小林豊

――現在、小林さんはBOYS AND MENとして活躍され、伊原さんもCDをリリースされていますが、お二人が音楽というものに触れたきっかけは、どのようなものでしたか?

伊原六花 私はミュージカルです。4歳のころからバレエをしていたんですけど、小学校2年生ころに友達にミュージカルに誘われて、初めて見ました。私はもともと本が好きなんですが、見たときには“その人物になりきって、この世界を表現できる習い事があるんだ”とすごく感動しちゃって。それからミュージカルを好きになって、その一環として音楽を習い、さらにダンスとかを含めてミュージカルの音楽を知り、ダンスの音楽を知り…と自分の世界を広げていった感じです。

――大分早い入りでしたね。小林さんはいかがでしょう?

小林豊 音楽というと、はっきりとはわからないですね…まあ音楽の授業も好きだったし。

――では、例えばボイメンみたいな活躍をやろうと思ったきっかけはいかがでしょう?

小林豊 歌とかは好きだったんです、昔から。僕もミュージカルなんかも好きで、それこそディズニーの映画も大好き。ただ、やっぱりそういいった作品は、歌とか歌っているじゃないですか。僕自身は別にうまいと思ってなかったし、歌手志望ではなかったですから。

 でもあるとき芸能に憧れてそこに入ったら、ミュージカルにチャレンジする機会をいただき、初めて出演させていただきました。そしてそのミュージカルで演じた役のままCDデビューということになって、それから今に至っているんです。

――なるべくしてその位置についた、という感じがしますね。

小林豊 いやいや(笑)。それがボイメンの前身でした。そのときは、自分がアーティストになるとも思っていなかったけど、なんか、“俺は好きなことができた!”と思って。それからはすごくどん欲になって“もっと歌いたい”“もっとやりたい”と思ったし、それに合わせてソロデビューもさせてもらったり。

――ではお二人、最初の音楽への入りという部分では、結構対照的な感じでもありますね。伊原さんはもともと歌にすごく憧れていたという感じですし。

伊原六花 そうですね。早くからミュージカルにすごく魅力を感じて入って、そこからダンス、ヒップホップとか、そういうものに触れて自分でもやってみたり、という感じでしたし。

――対して小林さんは、スロースタートな感じで。

小林豊 そうですね、でも多分昔から“音楽は好き”という感覚はあったと思います。どこかと言われるとわからないですけど。小さいころは…俺は家で「アラジンごっこ」をしていたくらいなので(笑)

伊原六花 「アラジンごっこ」って?(笑)

――絨毯の上に座るやつですよね(笑)

小林豊 そう。布団の上に座って「A Whole New World~♪」って(笑)

伊原六花 (笑)

――シュールですね(笑)。お話はかわりますが、お二人それぞれにとって音楽とは、どのようなものなのでしょう?

小林豊 僕にとっては夢、ですね。

――夢ですか? それは具体的にどんなもので?

小林豊 自分の思いを伝えたりできるものだと。思いを伝えるって、伝えたいと思う夢があってこそで、そしてそれが夢につながるし。それと聴いてもらっている人にも夢を持ってもらえる、だからこその夢かな、と。

伊原六花 私にとっては日常というか。普段は家にいるときはずっと音楽を流しているんです。無音がダメというか、“シーン…”となっているところが苦手で。常にしゃべっているか、一人でいるときはずっと曲を流していて、音楽を聴いていない日はもちろんないですし。ダンスをするときでも音楽を表現したりとか、そのテーマにあって音楽を決めたりするので、普通にご飯と一緒くらいの感じで、常にあるものだと思っています。

――ご飯を食べたり、寝たりするような?

伊原六花 そうです。私は一人でいても、音楽に合わせて踊ったりするので(笑)。なので、本当に日常にあるものだと思っています。

(おわり)

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伊原六花×小林豊
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