鮎川誠×鈴木慶一、小林克也と語り尽くす洋楽アーティスト&80年代名ロック曲
INTERVIEW

鮎川誠×鈴木慶一、小林克也と語り尽くす洋楽アーティスト&80年代名ロック曲


記者:編集部

撮影:

掲載:19年03月07日

読了時間:約9分

この時代のパンク・ロッカーは皆んな、勉強家なんだよね

小林克也 さて、続いて鮎川さんの観てみたいビデオですが、楽しみですよね。鈴木さん、なんだと思う?

鈴木慶一 やっぱりストーンズなんじゃない?

小林克也 いや、違うんですよ。

鮎川誠 いや、80年代っていう縛りがあったからね。だからイギー・ポップかなあ、ラモーンズかなあ、
もしくはドクター・フィールグッド? 彼らだったら、70年代から80年代の音楽をやってると思ったんだ
よね。で、結局はラモーンズを選んだんですけど。

小林克也 ラモーンズっていうのは、50年代という感じがすごくするんです。

鮎川誠 ああ、ラモーンズは、優しい旋律が多いですよね。ビーチボーイズにも通じるようなね。コードも易しいしね。ただそれを激しく演るのがラモーンズ! で、ジミー・ペイジやらジミ・ヘンドリックスがやってきたようなギターソロをラモーンズはスパッと無視したんだよね。もうギターはフィードバックでコードを弾けばいいって感じでね。とっても単純明解でスピード感があってね、もう80年代の…まあ実際には(1STアルバム『ラモーンズの激情』)76年なんだけど。

小林克也 じゃあ、とにかく見てみましょうか。

小林克也 ラモーンズの「I WANNA BE SEDATED」でした。もう鮎川さん、ニコニコしちゃって! ちょっと顔も赤くなってない?

鈴木慶一 いや〜いい曲だよ。

小林克也 さっき鮎川さんが言ってたように、優しいよね。

鮎川誠 ラモーンズは勉強家なんだよ。という言うか、この時代のパンク・ロッカーはね。みんなロバート・ジョンソンまで聴いて、これ演ってるわけだから。

鈴木慶一 ロバジョン! この間、若い人と喋ってて“ロバジョン”って言われて最初何だかわからなかったよ!(笑)

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