シシド・カフカ、Char、鮎川誠が14日、東京・TOC五反田メッセで『Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展 delivered by DHL』のマスコミ関係者向け内覧会と、レッドカーペットセレモニーに参加した。その後おこなわれた記者向けの囲み取材には、土屋アンナも合流し、女性からみたストーンズの魅力を「エロい」と語った。同様にシシドも「とにかくセクシー」と評した。

 この企画は1962年から活動する英バンド、ザ・ローリング・ストーンズのメンバー自らがプロデュースした大規模な展示会。2016年にロンドンの現代美術専門ミュージアム・Saatchi Galleryでスタートし、世界主要都市を巡回している。アジア初となる今回の日本開催に当たり、約500点にも及ぶバンドゆかりの物品や資料が来日し、ファンだけではなく、バンドを知らない人にとっても充実の内容となっている。

 15日からの企画オープンに先がけた内覧会では、バンド史やアルバムのアートワーク、有名なバンドのロゴ、衣装やステージングに至るまで、ザ・ローリング・ストーンズにまつわるレア機材や秘話など展示全体を見ることができた。下積み時代にメンバーが住んでいたアパート内やレコーディングスタジオ内が再現されたスペースも設置し、見応えある内容。キャプションは中国語、英語、日本語と3カ国語が用意されている。

 ほどなくして、この企画の公式アンバサダーであるシシド、Char、鮎川が来場。ドラマーであるシシドは、録音スタジオ再現スペースでドラムのレコーディング用マイクがどの位置に置いてあるかを興味深くチェック。鮎川とCharはアルバム作品のジャケットについての話で盛り上がるなど、それぞれが展示を楽しんでいる様子だった。

鮎川誠、シシド・カフカ、Char

シシド・カフカ、鮎川誠、Char

展示品のようす

展示品のようす

展示品のようす

展示品のようす

レッドカーペットセレモニー

 その後レッドカーペットセレモニーがおこなわれた。まずはシシド、鮎川、Charが登場。鮎川が「ローリング・ストーンズがデビューした時からの大ファンです。ストーンズを好きなみんなが集まれる場所があることワクワクしています」、シシドが「本当にストーンズのメンバーの想いの詰まったたくさんのものが展示されています。観るだけではなく体感できる展覧会なので遊びに来てください」、Charが「僕は2周しましたけど、それだけで観るのは無理ですね。体験型エキシビジョンだと思います」とそれぞれコメントした。

 この他にもモデルのアンミカ夫妻、ピーター・バラカン、ルースターズの大江慎也、ZIGGYの森重樹一、ギターウルフのセイジなど多くの音楽関係者が姿を見せていた。

 続く記者向けの囲み取材にはシシド、鮎川、Char、土屋の4人が応じた。ストーンズについて新しい発見があったか、という質問には鮎川が「世界中を飛び回っているのに、デビューしたての頃からの自分の日記や大切なギターなどを大事に取って置いていることに感銘を受けました」と感慨深げ。土屋は「キースの歌い方の息のもれ方とかに発見がありました」とし、Charは「時代が経ってもいいギターは変わらないんだなと。弾きたかった」とコメント。シシドは「展示を観て、さらにあふれんばかりの興味がわいてきた」とした。

 またストーンズの魅力を問われると、鮎川が「生のロックをずっとやっているところがかっこいい」と答えた。それを受けてシシドが「展示されているミックの日記を見ると、急に身近に感じられるんじゃないですかね」と述べると、土屋は考えるそぶりを見せてから「存在しているものを自分の目で見て、触れてみることが大事」と重ねた。

 さらにシシドが女性からみたストーンズについて「とにかくセクシー。男性としても、アーティストとしても」と評すると、土屋も「大人の人から教わって好きになりました。魅力はエロさ。あと歌詞がリアル。言っちゃいけないことも生々しく言ってくれるから『よく代弁してくれた』と思います。それから人間としてリスペクトできる」と想いがあふれて仕方がない様子だった。【取材・撮影=小池直也】

ピーター・バラカン

アンミカ夫妻

ZIGGYの森重樹一

土屋アンナ

シシド・カフカ、土屋アンナ

ギターウルフのセイジ

大江慎也

Char

鮎川誠

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