これから変わっていくさま、進化して行く様を見せたい
――続いての「挑発」はアグレッシブで、TOCさんのラップの勢いがクールです。
Hilcrhymeの基本姿勢はラップで、HIP HOPの部分は一面として昔から必ずあるものなんです。1枚目のアルバムからそういう曲は入っているから、今回もここに入っていてもなんらおかしくないですね。Hilcrhymeのファンはこれを求めてライブに来ている人もいますから。ラブソングだけじゃやっぱり飽きますし。BPM(テンポ)を速くしてラップを乗せるのも楽しいし、あえて間を作るのも楽しいし。反逆心というか反骨心がHilcrhymeの一つの柱だから、「挑発」は久々にラップのスキルを全開にして畳み掛けるようにバースを歌い、サビはみんなで歌えるメロにして、弦楽器多めで骨太の、「リサイタル」という曲に近い立ち位置です。ツアーで凄く楽しみな1曲です。
――きっと盛り上がると思います。さて2月2日から全国ツアー『Hilcrhyme TOUR 2019“Hill Climb”』が始まっていますが、どういうライブにしていきたいですか?
全国20カ所まわるんですが、久々のツアーなので日比谷野音で見せた新しいHilcrhymeの形をまずは全国のみなさんに見せに行くということが一つです。そして、Hilcrhymeのライブは何も変わってないというところと、これから進化して行く様をしっかりと見せたいです。
――新しいHilcrhymeでファンの方を安心させたいですよね。
新しく感じるかもしれないけど、クラブでやっていたときの手法をけっこう取り入れていて、バック・トゥ・ベーシックでもあります。最新のHilcrhymeでもあるし、僕一人となってこういう発想ができるようになったとか、とにかく一人になったことを肯定的に考えていて、逆に縛りがなくなったくらいの心持ちでいます。きっと、Hilcrhymeのライブが格段に面白くなっていると思うので、それを是非楽しみにして欲しいと思っています。
――1人になったことでプレッシャーは感じませんか?
それが全然感じないんですよ。寂しいという気持ちはあったんですけど、それはもう一年も経っているからもうなくて。不安もストレスもないかな…。
――『ココロタビ』で寂しさは置いてきた感じでしょうか?
そうそう。あそこら辺でもう吹っ切れてきているので。今僕がやるべきことをしっかりやろうと思っています。
(おわり)
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