ヒグチアイ×片平里菜でどんな化学反応が起こるのか、2マン自主企画へ向け語り合う
INTERVIEW

ヒグチアイ×片平里菜でどんな化学反応が起こるのか、2マン自主企画へ向け語り合う


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年11月22日

読了時間:約19分

居心地が良い2人、でも…ライブはバチバチ?

――こうして聴いているとお二人は、違うところはあるけど、どこか似ているところがありますね。

ヒグチアイ 人間的にはどうなんだろうね。

片平里菜 居心地が凄い良い。

ヒグチアイ なんでだろうね。ゆったりしているのかな。友達がガツガツしている人が多くて、私ガツガツされるんですよ。それで疲れているときがあって(笑)。しんどいなってときに、そんなに喋らなくても同じ時間を共有できる友達みたいな人になってくれたらいいなって。

――だいぶ前に同じ会場で一緒になったという話もありましたが、ライブはどうなるんでしょうね。

ヒグチアイ 長野の方は弾き語りなので、ちょっと近づけたらいいな。別々という感じではなくて、仲が良さそうな雰囲気も出せたらいいなと思うんですけど。

――セットリストなどはまだ決まっていない?(取材は11月初め)

ヒグチアイ 全然決めてないよね。やらない曲があったら一緒にやろう?

片平里菜 お互いの曲で?

ヒグチアイ 私の曲もやってくれたらもちろん嬉しいけど、里菜ちゃんの曲やりたい。テーマを一緒にしたい。失恋でもいいし。

――それは長野と東京で異なってくるかもしれない?

ヒグチアイ 東京はバチバチかなと思うんですけど(笑)。

片平里菜 対バンだもんね。

――カバーをすると新しい自分が発見できるという話を聞くのですが、お互いの曲を歌って気付けることはありますか?

ヒグチアイ 音域がちょっと高いなと思って。

片平里菜 サビが高い。

ヒグチアイ 私は「Party」が凄く好きで。歌えないなと思いながら。ライブで聴きたいです。

――今後、共作などは?

ヒグチアイ どういう風に曲を作っているの?

片平里菜 曲によるけど、同時のときもあればAメロから作るときもあるし。

ヒグチアイ テーマがあって、それを膨らませていく、「これを書きたい」という言葉があってとか?

片平里菜 ワンフレーズ「これ面白いな」って言葉があって、そこから広げていく。そのフレーズはサビの一番大事なところに。

ヒグチアイ へえ。そのフレーズを見つけるのがけっこう重要なんだ。

片平里菜 そうだね。

――シンガーソングライター同士の共作は難しそうですよね。

ヒグチアイ したことある?

片平里菜 ないかもしれない。でも私の曲に音を乗っけてもらったり。他の思想が曲に入ることがあまりなかった。スカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)くらいかな。あと、チャランポランタンのももちゃんと一回作りました。

ヒグチアイ どうだった?

片平里菜 ももちゃんは作詞作曲はあまりしなかったんですけど、お互いが良いバランスで、お互いがメロディを作って歌詞も作って半々でいい感じでコラボれて、私が一緒に恋愛話とかもしていたから、これももちゃんっぽいなって思って想像して書いて。ももちゃんはももちゃんで、かっちゃんを意識して書くみたいなところもあったりとか。面白く交わりました。

――さて、今回のライブに向けて改めて想いをお願いします。

片平里菜 まず、誘ってもらえたことが激嬉しくて。ヒグチアイとやる意味を見いだしてたいなと思っていて。今回の2マンは仲良くなりたいというのも、もちろんだけど、凄く尊敬しているし、自分も食らわせたいし、いっぱい食らいたいなと、刺激を受けて吸収したいなというのがあります。全力で頑張ります。

ヒグチアイ 里菜ちゃんの音楽を凄い聴いているんですけど、ライブでどれだけの人間性が出てくるのかなというのも凄く楽しみで。この状態のままなのか、違う一面が出てくるのか、そういうところを見させてもらったうえで、自分がそれにどう応えられるか。それは順番とかではなくて、長野をやった後の東京もどうなるのかわからないし。2マンはそれができるからいいなというか。相手がもらえるものをそのときに活かせるような気がするので、しっかり受け止められるように、そのスペースを空けておけるように、余裕を持っていけるように準備したいなと思います。

ヒグチアイ

ヒグチアイ

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片平里菜
ヒグチアイ
ヒグチアイ×片平里菜
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