中川翔子、歌は魔法であり心――心が折れ辞めたいと思った事も 支えてくれた愛猫の存在
INTERVIEW

中川翔子、歌は魔法であり心――心が折れ辞めたいと思った事も 支えてくれた愛猫の存在


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年11月20日

読了時間:約14分

新鮮な中川翔子が見れる「Heavy Girl」

――「Heavy Girl」はシリアスなロックナンバーに仕上がりましたね。歌ってみて新鮮だったのでは?

 実はこの曲も『ゾイドワイルド』のED候補曲だったんですよ。いくつかの候補曲の中から「blue moon」に決まったんです。歌詞も決まっていなかったんですけど、根本宗子さんという劇作家の方にお願いしました。中川翔子で書いてみたい、見てみたい姿を歌詞にしてみて下さいとオファーさせて頂いて。根本さんからは私こう見えているのかなと思ったり(笑)。

 誰でも私はこれが好きっていうものがあると思うんです。恋愛のこととなると人のことは言えるけど、いざ自分となると人には言いたくないし、そういうのは分かります。でも、流石に私はゲームを辞めろと言われたら「いやだ」と言ってしまうと思います(笑)。この歌詞のようにここまで人を想えるというのは凄くハッピーなのかも知れないです。

 根本さんは常軌を逸した人を描くのがすごく上手で、歌詞からも凄くノリノリで書いているんだろうなというのが伝わってきました。この曲も私だったらこれと思って作ってくれたのかなと思うと、私も振り切ってやってみようと。この曲もMVを撮らせて頂いたんですけど、想像の8倍ぐらいの量の雨に打たれたり、ゴミ捨て場に投げ捨てられたり、撮影が面白すぎてもう「もっとやって!」みたいな感じになりました(笑)。

――衝撃的なMVなんですね…。途中で入ってくるセリフのパートも印象的ですね。

 ここは、自撮りで喋っているようなイメージなんです。MVでのここのシーンは私の目つきがやばかったです(笑)。他の作品では照れてしまって自分の作品ってあまり観ないんですけど、このMVは最後まで観てしまうんです。ここまでボコボコにされてメンタルがヤバい中川翔子は新鮮だと思うので、是非みなさんに観てもらいたいですね。

――楽しみにしています。この歌詞のようにここまで依存してしまうというのも危ないですけど、羨ましい一面もありますよね。

 全く好きなものがないよりも、これが好きだというものをいっぱい見つけた方が人生としては勝ちだと思うんです。ただ、恋愛というのは相手の気持ちもあってのことなので、ここまではちょっとどうかなとは思うんですけど(笑)。

――確かに恋愛だと難しいですね…。でも、ゲームとかだったらいいですよね。

 ただ、好きなものを否定する人は「こっちから願い下げじゃい!」という感じですけど(笑)。

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