「Not yet」再集結

 AKB48横山由依が27日、パシフィコ横浜国立大ホールで卒業コンサートを行った。

 2009年に加入。高橋みなみから2代目AKB48グループ総監督を受け継ぎ、けん引。向井地美音にバトンを渡した以降もグループを支えてきた。一生懸命に汗をかき、そして涙し、笑い。夜行バスで京都から東京まで通った仮研究生時代から12年。その歩みを振り返るコンサートだった。

 柏木由紀と小栗有以が開演前の影ナレを務めた。「実感がない」という小栗に、柏木は「明るく送りだそう!」と言葉をかけた。そして幕が上がる。「少女たち」「ALIVE」など4曲を続け、最新曲「根も葉もRumor」と畳みかけた。流れる汗、切れる息。ひたむきに歩き続けた横山らしい幕開けだ。

 清々しく笑顔だった。しかし大家志津香が涙すると耐えていたものが溢れた。そして、大島優子と指原莉乃、北原里英の登場で大粒の涙を流した。4人で組んだ「Not yet」がこの夜再集結。「妹に戻った気分で嬉しくて涙しちゃいました」

 卒業後も公私ともに仲が良い川栄李奈は花束を持って登場した。AKB48のステージに立つのは卒業以来6年ぶり。「ゆいはんの綺麗な姿を焼き付けてほしいです」とファンに呼び掛けた。更に、タイ・チェンマイを拠点にするCGM48の伊豆田莉奈が登場した。

花束をもって駆け付けた川栄李奈

 終盤には総監督のバトンを引き継いだ向井地美音が手紙を読み上げた。総監督になり始めてその重圧を知ったこと、横山が育てた若手が今成長していることなど、頬に涙を流し感謝の思いを伝えた。それを受け取った横山も涙。「今のメンバーのなかで卒業できて本当に幸せ」と噛み締めた。

 卒業コンサートを終えたあとの会見で横山は「今のAKB48はめちゃくちゃいい。だからこのタイミングで卒業を決められました。良いグループになっています」と胸を張った。

 AKB48としての12年を「輝」という漢字で表現。「ステージでも輝けるようにをモットーにしてきました。その輝きは汗によるものになっているかもしれないけど、輝けたと思います」と笑顔。そして「これからも夢を追いかけたい」と強く誓った。【取材・撮影=木村武雄】

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