大沢たかお

 俳優の大沢たかおが1日放送のTBS系『日曜日の初耳学』に出演。2004年の大ヒット映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の撮影秘話を明かした。

 同番組の人気コーナー「インタビュアー林修」に出演した大沢。モデルから俳優業に移り、当初はテレビドラマを主体に活動していたものの、30歳頃を転機に主戦場を映画に移した。

 その理由について「不満は若気の至りであったのかもしれない」という大沢。今思えば当たり前のことと理解しつつも、テレビドラマの撮影スタイルが「なんでもっと追い詰めないんだろうとか、なんで先をどんどん急ぐんだろうとか」とし、「とりあえず完パケ(完成品)を作るほうが優先される」ことに違和感を抱いていたようだ。

 そうした感情を抱く中で、自らが身を引くことを考え、ドラマ出演をやめたという大沢が挑んだのが映画の世界。「みんなフリーランスの集まりなんで、映画監督はこの1本に勝負をかけてくるし、カメラマンさんもその1本のために雇われて、結果出さないと次もない人たちが集まっていた」とし、「すごいエネルギーの場所でした」と撮影現場から大きなパワーを感じ取ったようだ。

 ただ、映画撮影の現場には「お金は全然なかった」とも話す大沢。予算が乏しいなかでもスタッフ全員で頑張って作ろうとしているのが映画。そこに身を置く中で「ある日、『世界の中心で、愛をさけぶ』っていう作品に出会うんですけど」と切り出した。

 映画『世界の中心で、愛をさけぶ』は2004年に公開された作品。作家の片山恭一氏の同名小説を原作とし、行定勲氏がメガホンをとり、自身が主演を務め、「セカチュー」の愛称で知られた当時大きなムーブメントを巻き起こした作品だ。

 ただ、大沢によると、大ヒットを記録した映画だったものの「たいして予算がない」作品だったといい、これには林氏も驚き。「大ベストセラーの映画化だから予算たっぷり」と尋ねたが、「そういう感じじゃなかったんですよね」と率直に応じた。

 続けて「今だから言えるけど」という大沢は、「映画会社の人と監督とカメラマンさんが怒鳴りあってて。『フィルム買うお金がない』とか、お金出す、出さないとか」と資金面で相当な厳しさを抱えた中での撮影だったことを明かした。

 それでも、大沢は「本当に良いチームで、監督含め、カメラマンさん含め、ものすごい仲間の人たちだったんで、急に世界が変わった感じでしたね」と自身にとって大きな作品だった様子。同時に「日本映画が急にそこからびっくりするくらい繁栄を極めていくっていう」とも続け、「セカチュー」の存在の大きさを言葉にしていた。

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