<エンタメ界の30代 Vol.14>
 変革期を迎えているエンターテインメント業界。テレビ最盛期やミリオンヒットが続出した時代に青春を過ごした30代は今まさに、その最前線で活躍している。彼らは今何を考えているのか、どう時代の変化に立ち向かっているのか。リレー形式でインタビューする本企画は、エンタメ業界で働く大手事務所マネージャーが同世代で活躍するキーマンに話を聞き、それぞれの背景や想いに迫っている。今回は、エイベックス株式会社・グループ執行役員『加藤信介』氏。創立30年の節目を迎えたエイベックス株式会社がおこなった「構造改革」では、組織構造や人事制度、風土、オフィス環境などの改革に参画。現在は新規事業や投資領域も管掌。弱冠36歳にして、同社のグループ執行役員に就任した『加藤信介』氏に迫った。【企画・取材・文=山本圭介(SunMusic)/撮影=木村陽仁】

『36歳でグループ執行役員に』

 今年で創立30年目を迎えたエイベックス株式会社。2015年から大規模な構造改革をおこない、組織構造、人事制度、風土、オフィス環境を整える改革を実施。浜崎あゆみや倖田來未、AAA、東方神起などのアーティストをはじめとした音楽事業を中心に、アニメ事業やデジタル事業などを展開し、最近ではコンテンツとテクノロジーの掛け算による新しい価値創出や、新規事業にも力を入れるなど、エンタメ業界のトップを走り続けてきている。その中にあって、2017年にグループ執行役員に就任した『加藤信介』氏。

 2004年に入社後、「営業」「販売推進」「マネジメント」を経験。2016年に社長室部長として、構造改革や新規プロジェクトに参画。現在はグループ執行役員として、新規事業、戦略投資、戦略人事、グループ広報、デジタルクリエイティヴを担当している。

 「本当に大事なこと」

 『これから先、ポジティブなエンタメ業界の中で、それぞれが派閥を作ったり、領域を奪いあったり、囲いこんだりするのは、本当にナンセンスだと思っています。言語化するのは難しいのですが、僕らの世代は、それぞれがそれぞれの領域を奪い合うというのではなく、みんなで共に作っていく、共創していくんだと思うんです。そこに大企業、スタートアップ、フリーランスは関係なく、それぞれが持っている価値を認め合い、みんなでエンタメ業界を盛り上げて、ユーザーに対して新しい価値を提供する。目的は一緒だから、そのためにみんなで共創して価値を作っていくというのが、本当に大事だと思っています』

 最年少執行役員『加藤信介』氏とはどんな人物なのか――。

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