<エンタメ界の30代 Vol.11>
 変革期を迎えているエンターテインメント業界。テレビ最盛期やミリオンヒットが続出した時代に青春を過ごした30代は今まさに、その最前線で活躍している。彼らは今何を考えているのか、どう時代の変化に立ち向かっているのか。リレー形式でインタビューする本企画は、エンタメ業界で働く大手事務所マネージャーが同世代で活躍するキーマンに話を聞き、それぞれの『背景』や『想い』に迫っている。今回は、人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS)の総合演出を担当している株式会社TBSテレビ『藤井健太郎』氏。若者から絶大な支持を得て、現在放送中の『水曜日のダウンタウン』はファミリー層まで人気が拡大。バラエティ番組の演出家として今や大注目の存在、『藤井健太郎』氏に迫った。【企画・取材・文=山本圭介(SunMusic)/撮影=片山 拓】

『新しいことにチャレンジしたい』

 小さい頃からエンタメカルチャーを好み、「面白い」と言われるものにはすべて飛び込む学生だった。

 2003年に株式会社TBSテレビに入社し、1年目に提出した企画が採用、2年目にして特番の「プロデューサー兼総合演出」を務める。入社3年目に念願のバラエティ番組の制作に異動。『リンカーン』のADとしてバラエティ番組の基礎を学び、8年目にして初のレギュラー番組『クイズ☆タレント名鑑』のプロデューサー兼総合演出を担当。2012年の番組終了時には、ネットで惜しむ声が多数上がった。

 2014年に『水曜日のダウンタウン』がスタート。総合演出として、番組のセットからテーマ曲、OAに至る最終編集までを自身で手掛け、同番組は今や、TBSを代表するバラエティ番組となり、若い世代はもちろん、ファミリー層まで支持を拡大。演出家として多くの芸人からも支持を得ている。

 『局員は失敗してもクビにならない守られた立場にいます』

 「好きなもの」「面白いこと」を追求しながら、他ではやっていない「新しいこと」にどんどんチャレンジし、「藤井健太郎」という名前は多くの若者から支持を得て、TBSのバラエティ番組を引っ張る存在になった。細部に至るまでの「こだわり」や企画実現までの「苦労」、テレビ局員としての「立場」――。

 人気演出家『藤井健太郎』氏が挑戦し続ける理由とは。

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