お兄ちゃんの存在、バンもん!が語る プロデューサー・HISASHI
INTERVIEW

お兄ちゃんの存在、バンもん!が語る プロデューサー・HISASHI


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年05月15日

読了時間:約11分

 アイドルグループのバンドじゃないもん!の9日リリースのシングル「BORN TO BE IDOL/恋する完全犯罪」は、GLAYのHISASHIが楽曲提供およびプロデュースした作品だ。過去「君はヒーロー」という楽曲を提供したHISASHI。今回、再びタッグを組むことになった背景をメンバーに聞いた。バンもん! への愛を感じたというHISASHIの印象とは。また、昭和のアイドルをリスペクトするその真意とは。「魂はアイドル」という彼女たちの内面を探った。【取材=長澤智典/撮影=冨田味我】

バンもん! へのHISASHIの愛

鈴姫みさこ(撮影=冨田味我)

――GLAYのHISASHIさんが楽曲提供・プロデュースされた背景を教えてください。

鈴姫みさこ HISASHIさんには、再メジャー1st.フルアルバム「完ペキ主義なセカイにふかんぜんな音楽を♡」のときにも「君はヒーロー」という楽曲を提供していただきました。そのミニアルバムには、良い曲が詰まり過ぎてて、全曲がリードという作品だったんですけど、ただ、その時のリードはHISASHIさんの楽曲ではなかったんです。なので、あの頃からHISASHIさんにリード曲をお願いしたい気持ちがずっとあったんですね。それで、今回のシングルのタイミングでお願いさせて頂きたいという思いのもとで、意思を伝えようと連絡をしました。それで「どんな楽曲でいきましょうか」というお話をする前に上がってきたのが「恋する完全犯罪」でした。

 「Q.人生それでいいのかい?」がクールめなロックナンバーで、「恋する完全犯罪」が歌謡テイストを持っていたことから、HISASHIさんと「今度は明るい曲調もお願い出来たらな」というお話をしていたら、正式に依頼をする前に、今度は「BORN TO BE IDOL」が上がってきました。

――それ、すごいですね。

鈴姫みさこ しかも、「どちらもいい曲過ぎて1曲に選べないぞ」ということから、今回のシングルに両A面として詰め込んじゃおうとなりました。

――HISASHIさん、4月に中野サンプラザでおこなったバンもん! のワンマン公演も観に来ていましたよね。

鈴姫みさこ そうなんです。HISASHIさんは、いつもバンもん! に対して愛を持って接してくれているのをすごく肌で感じてます。中野サンプラザ公演の時は、色んなおいなりさんの詰め合わせの差し入れと、バンもん! メンバー6人が写ってるジャケット写真のどセンターにHISASHIさんが合成された画像が一緒に届けられたのもすごく嬉しかったです。レコーディングのときも差し入れを頂いて、HISASHIさんには大変お世話になっています。

恋汐りんご HISASHIさんのことは、「お兄さん」と呼ばせていただいてます。

望月みゆ ホント、「お兄さんと呼ばせてください」と言いたくなるくらい、近い距離で接してくれるんです。「BORN TO BE IDOL」や「恋する完全犯罪」のレコーディングにも1日付きっ切りでいてくれたり、すごく美味しくて甘い差し入れも頂いて、その時には嬉しそうな表情で「これ、すごいお勧めなんだよ」と。本当に優しくて可愛いお兄ちゃん要素満載な存在です!

鈴姫みさこ でも、シャイな面もあるのか、バンもん! ポーズは「恥ずかしい」と言ってやってくれないんです(笑)。

甘夏ゆず HISASHIさんはSNSでも、レコーディング中にあった小さなエピソード話やメンバーの普段の様子などを絡めて「バンもん! がんばれー!」とハッシュタグもバンバン入れて人一倍ツイートしてくださるんです。

望月みゆ メンバーのツイートにも「いいね」してくれます。

甘夏ゆず だから日々、HISASHIさんのバンもん! への愛を感じています。

望月みゆ(撮影=冨田味我)

――HISASHIさんに再び楽曲提供をお願いしたように、「君はヒーロー」を通しコラボレートしたときから嬉しい手応えを覚えてたということですよね。

鈴姫みさこ はい! HISASHIさんは、頭が柔らかくて、いつもいろんなことにアンテナを張っていて、独特のセンスを持っているアーティストなお方。だからこそ今回も、HISASHIさんとバンもん! がコラボレートしたらどんな素晴らしいものが生まれるのか、そこに期待を込めてお願いをしましたし、2曲とも本当に素敵なコラボレートになったと思います。

――最初に提供されたのが「恋する完全犯罪」になるんですよね。

鈴姫みさこ そうなんです。「恋する完全犯罪」は、いわゆる「するめ曲」なんですよ。レコーディングが終わって以降、今もずっと頭の中にメロディが流れ続けているくらいです。

大桃子サンライズ この歌を聴いた人たちはきっと、「あれ、なんかずっと歌がひっかかる」みたいな感覚になれると思う。

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