12月14日に自身3作目となるソロアルバム『The Sound Of Life』をリリースしたGLAYのTAKURO。
リリースを記念したイベントが、1月6日と10日(各日2部制)の2日間、コニカミノルタプラネタリウム天空にて開催された。この記事では、6日の様子をレポートする。

 『The Sound Of Life』は「癒し」をテーマに、TAKURO初となる全曲ピアノで作曲を行ったヒーリングミュージック。このアルバムからセレクトされた6曲をBGMに、プラネタリウムドームに映し出される満天の星々を堪能できるプラネタリウム鑑賞パートで30分たっぷり心休まるひとときを過ごしたあと、トークパートへ。

ライブの模様(photo by 岡田裕介)

 「おはようございます。」とTAKUROが登場したステージにはイスが2脚用意されている。TAKUROは「メンバーじゃないですよ?TERUとJIROは今スノーボードに行っているんじゃないかな。」と笑いを誘った。

 場内も温まったところで、「僕にとって星空と同じくらい輝くスター。この正月に僕のために駆けつけてくれた友人でもあり素晴らしい俳優、福士蒼汰くん!」とTAKUROは1部のゲストを呼び込んだ。思わぬサプライズに観客も驚く中、福士は「プライベートでお世話になっているのですが、お仕事でご一緒するのは初めてなので…」とやや心配そうに照れながら挨拶した。「心安らぐ瞬間」をトークテーマに、動物の動画を見ることが癒しだという福士の話から、お互い飼っているペットや家族とのエピソードなど和やかに会話が進んだ。

TAKUROと福士蒼汰(photo by 岡田裕介)

 後半、話題はそれぞれの仕事の話になり、「どんどん新しいことを取り入れていかないと自分から出るものがなくなってしまう。そうなった時は旅行したり飲みに行ったり、仕事以外のコミュニティを作り新しいことを吸収するようにしている。」という福士に対し、TAKUROが思い付いたように、「悩み相談していいかな?」と問いかけた。僕でよければと身構える福士だったが、相談内容は「1人でお店に入れない」というなんとも可愛い悩みであった。行きつけのお店もなくて、ふらっと立ち寄れるバーや小料理屋もないと語るTAKUROに対し「あの…僕もあまりできないんです」と答える福士。「できないんかい!」とTAKUROがツッコミを入れ会場も笑い声に溢れた。

 最初の心配が嘘のように順調にトークが進み、最後に福士は「心が荒ぶりそうになったらTAKUROさんのヒーリングアルバムを聴きます」と宣言し、観客の大きな拍手と共にステージをあとにした。

 続いて2部のサプライズゲストとしてTAKUROに呼び込まれたのは俳優・大泉洋。まさかのサプライズに観客からは悲鳴にも似た歓声が上がる中、颯爽とステージに登場した。

TAKUROと大泉洋(photo by 岡田裕介)

 裏ではTAKUROがどうやってゲストを紹介するか悩んでいたと大泉が明かすと、TAKUROは「映画の吹替や紅白の司会までいっぱいあるから…悩んだんだよ!」と冒頭から息の合ったトークを展開。1部同様、癒しにまつわるトークが進むと思いきや、大泉は「ヒーリングミュージックで気持ち良くなっているこの余韻を台無しにしてしまうかも」と言い、SNSでは度々大泉に対しての「うるさい」という書き込みを見かけるというエピソードを面白おかしく披露し、観客も大いに沸いた。それに対しTAKUROは「盛り上がったらディレクターの指示が良い、滑ったら洋ちゃんのせいになっちゃうんだよね笑」と大泉を労った。

 ノンストップでトークが続く中、大泉は唐突に「昔、歯並びを治したくて歯医者に行ったんですよ」と切り出した。そこで医者から「歯並びを治すにはまず噛み合わせを治さなければいけないが、噛み合わせを治すと顔が少し長くなってしまう」との説明を受け、今よりもっとカッコ良くなりたくて治したかったのに顔が長くなるなんて…と治療を断念したというエピソードを披露し、会場は大爆笑の渦に包まれた。

 するとTAKUROも「前歯の治療中に取り付けた仮歯が大きく、その姿が初武道館のライブ映像として残っており、娘がその映像を見て泣き出した」という歯医者にまつわるエピソードを語り、会場はさらに盛り上がった。

TAKURO(photo by 岡田裕介)

 最後はTERUが書き下ろしたジャケットに関する話題に。何の説明もしていないのに収録曲「Ice on the Trees」でTAKUROがイメージしていた北海道の冬景色そのものを絵にしてくれたと話し、同郷の大泉も「北海道の冬は北海道で過ごさないとわからない」と共感した。

 楽しい時間はあっという間に過ぎ、大泉が「いつもはできない自分の話をたくさんできて、いい機会をいただいた。」と語るとTAKUROは「このイベントが少しでも発散できる癒しの場になったのなら幸いです」と大泉を送り出した。

 1人ステージに残ったTAKUROは、2月15日(水)にリリース予定の61stシングルを引っ提げて行う、3月からの全国ツアーに向けての意気込みを述べ、イベントは終了した。

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