TOKIOのリーダー・城島茂が、28日放送のテレビ朝日系朝の情報番組『週刊ニュースリーダー』で、強制わいせつ容疑で書類送検されたメンバーの山口達也に言及し、会見での山口の発言を踏まえて「被害者の方、そのご家族の方に対しての謝罪の念があれば、『戻って来たい』とかそういうことまず言えない」と断罪した。

 この日の放送に黒のスーツ姿で登場した城島。番組番頭、山口の不祥事に触れ、謝罪の言葉を述べてから「恥ずかしながらこの件を知ったのがTOKIOのレギュラー番組の収録が終わった直後」とし、メディアを通じて一般の人のほうが先に知ることになったと指摘。「メンバー自身、私自身に山口本人から聞いていなかった。グループのリーダーとして恥ずかしい限りです」と悔しさをにじませた。

 番組では26日に開かれた山口の会見を放映。リアルタイムで見ていたという城島は「まず『自覚がないな』『何を考えているんだ』というのはもちろんなんですが…」と憤りを感じている様子で、山口が「(TOKIOに)席があるならまた戻って来れればみたいなことを言ってたんですが、あり得ないです、普通に」と嫌悪感を示した。

 さらに、メンバー4人に報告がなかったことへの怒りも抱えている城島。他のメンバーもマスコミ報道を経てから知ることになったことを踏まえ、「まず最初に、こういう風になる前に、ほかの4人、会社に対して『こういうことになりました』『申し訳ございません』というのが筋じゃないか」と疑問を呈した。

 その会見で山口は4人のメンバーへの気持ちを語っていたが、城島は「謝罪会見でその気持ちを吐露する、言ってしまうところに彼の…何でしょうね、『30年やってきたのかな、本当に』っていう、裏切りですよね。グループのリーダーとしてあり得ないと思いますし、30年連れ添った仲としてもあり得ない」と突き放した。

 26日の山口の会見後、山口と国分太一の3人で話をする時間があったという。「会見以上に憔悴し切ってまして、涙も枯れ果てたような状況で」と山口の様子を伝えた城島だったが、「国分の方に(山口が)行くというより佇んでたところで話していたみたいですけど、僕は一歩引いて、その話を聞くというよりもあきれていました」と冷静に見ていたようだ。

 これら一連の不祥事を踏まえ、城島は「被害者の方、そのご家族の方に対しての謝罪の念があれば、『戻って来たい』とかそういうことまず言えないと思う」と突き放し、「自分の冒したことに向き合って、ちゃんとどうするのか本当に考えていただかないと。(山口に)声をかける以前の問題。まずそこですね」と、厳しい調子で言い切っていた。

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