RYUCHELL、デビューソングの狙い ブレない軸「80、90年代」
INTERVIEW

RYUCHELL、デビューソングの狙い ブレない軸「80、90年代」


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年04月16日

読了時間:約12分

ブレていない自分の軸、80、90年代

――RYUCHELLさんは文章を書くときはどんな感じで書くのでしょうか?

 移動中とか、ケータイで全部打ちます。想像とかから書くことはあまりないですね。全部自分の経験から書いてます。

RYUCHELL

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――それだけ凄い経験をされているんですよね。

 それを自分でとどめるってもったいないじゃないですか? 思っていることはシェアしていきたいと思っています。

――デビュー曲は凄くインパクトがあって、ダンスも凄い。表情も活き活きとしていて。そのあたりも考えて?

 ありがとうございます! ダンスは表情というよりも世界観の方にこだわりました。画質、カメラワーク、色が「この紫じゃない」とか。服、メイク、ダンサーのヘアスタイルとか。そういうところばかりこだわりましたね。表情はそのときの雰囲気で撮影しました。

――自分の中にある世界に近い映像が出来上がりましたか?

 そうですね。近いものが出来上がりました。「こういう風になるんだ」とか「これって難しかったんだ」とか、そういうのは自分の経験になるので、それは2、3曲目にどんどんこれから活かせていけると思うので、そういう部分でも成長できたらなと思います。

 何も知らないまま「あれしたい、これしたい!」って言って、やってみて「これは難しいんだ」と気付いた部分もたくさんあるので。そういう部分はもっと知識を入れていけたらなと思います。

RYUCHELL

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――音楽はファッションにも通じるというお話でしたが、高校時代に色んな格好をされたというときと、今回の制作で似ている部分はありますか?

 学生時代から80年代、90年代のスタイルが大好きで、テレビに出始めたときのヘアバンド、カラーチーク、クルクルヘア、カラータイツというスタイルは80年代にエアロビクスが流行ったときを意識しているんです。

 そういう時代は過去を振り返ってみても、結局ブレていない自分の軸だったので、そこだけは意識しました。その「80年代、90年代」というテーマさえあれば、僕のイメージがあまりない「白、黒、グレー」を持ってきても僕らしくなるんです。

――音楽は、歌や歌詞だけでなく映像やファッションとしての要素もあり、多角的にメッセージが伝えられるという話もありましたが、この楽曲を通して伝えたいことは?

 バラエティで伝えていく元気と勇気をもらったというコメントがあった中で、自分はもっと「こういう話だけではなく、自分の経験から思う個性を大事に」「みんなが思う普通を変えよう」とか、僕が話したいことはもっとあるんです。そういう意味で歌というジャンルを選んで、歌詞という部分では自分の伝えたいことを表現しているんですけど、英語がわりと多いんです。そこはあまりにも日本語で伝えたいことばかりを並べてしまうと、ちょっとウザかったりエモかったりと、前に出過ぎちゃって。

 一番最初は世界観を感じて欲しいので、英語も多めで、バランスをみて、MVを観て「そういえば歌詞はどういう意味なんだろう?」と気になったときに意味を知るくらいのバランスでいいかなというところは意識して決めましたね。

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