RYUCHELL、なぜ歌手活動を始めたのか 動機となった生い立ち
INTERVIEW

RYUCHELL、なぜ歌手活動を始めたのか 動機となった生い立ち


記者:木村武雄

撮影:RYUCHELL

掲載:18年04月15日

読了時間:約10分

歌で伝えたいこと

――学生時代は悩まれた、とのことでしたが、悩んでいる人が行動に移すのはなかなかのエネルギーが必要だと思いますが、行動に移せたのはなぜですか?

RYUCHELL

インタビューに応じるRYUCHELL(撮影=片山 拓)

 ただただ「つまらない」が勝ったんです。こういう人生を送るのかそうでないのかは「僕次第」とも思ったし。それまでは人のせいにばっかりしていたんです。「親はわかってくれない」、「あの人はわかってくれない」って。でも、わかってくれないのはあたり前で、僕が本当の自分を出せていないから。全部まわりのせいにしたけど、自分がちょっと変わるだけで全てが変わるかもって思ったのが中学生で。でもすぐには行動できなかったですよ。

 土日、人に会わないときにメイクを勉強したり、好きな服を通販で買ったりはしていたんですけど、怖くてできなくて。高校生のときにTwitterに出会って最初に自分撮りを投稿したときは凄くドキドキバクバクして。地元の子達に超からかわれたりしたんですけど、「もう切ろう」と思っていたくらいの友達だったし。本当に自分を偽っていた、つまらなかったんだな、ということが勝ったという感じでした。

 逆に、「そのままでいいんだったらいいんじゃない?」と思うこともあるかもしれないけど、僕は歌を通して自分を出せて人生が変わったんです。出会いに恵まれたんです。絶対に僕なんかを好きって言う女の人はいないって決めつけていたけど、結婚もしたんです。子供もできたんです。そういうことを本当に歌で伝えていきたいと思います。自分を変えることで本当に人生大きく変わるというのは自分の経験から思うことです。

RYUCHELL

RYUCHELL(撮影=片山 拓)

――中学生時代は自信と不安が常に混在していて、どうしても流されてしまうような時期でもあると思いますが、行動に移さないとならないぐらい、自分を追い込んでしまうぐらい大変だったのかなとも思います。

 そうですね。それまでは凄く流されていたんですけど、高校生って、JKやDKって、もっとイケイケではっちゃけているイメージがあったし。中学校は本当につまらなくて(笑)。だから「変わらなきゃ」って思いました。

(後編へ)

 ◆RYUCHELL(りゅうちぇる) 1995年9月29日、沖縄生まれ。「普通」の男の子像からはみ出している自分に、生きづらさを感じていた学生時代。その状況を変えたいという気持ちからTwitterを始め、偽りない自分を発信し始める。高校卒業後、どんな個性も受け止めてくれる街「原宿」に上京し、ありのままの自分を表現していくことを決意。オリジナリティあふれるファッションセンスで、ショップ店員をするかたわら読者モデルとして活躍。その後、テレビのバラエティ番組出演をきっかけに、奔放なキャラクターで全国区のタレントとなる。討論番組へ出演した際に、自分の意見への共感が励みとなり、それ以来メッセージを詞にして書き溜めるように。そして2018年、その想いをより広く伝えるために音楽活動を本格始動。2月14日にデビューシングル「Hands up!! If you’re Awesome」をVirgin Musicより配信リリース。

デビューソング

「Hands up!! If you’re Awesome」

配信中
iTunes http://po.st/it_ryu_hia
レコチョク http://po.st/reco_ryu_hia
配信詳 https://umj.lnk.to/ryu_hiaPR

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