ゲス・川谷絵音「頑張って欲しい」元恋人の音楽活動にエール

新バンド「ジェーニーハイ」のメンバー
ゲスの極み乙女。の川谷絵音(Vo、Gt、Key)が16日、都内で『BAZOOKA!!!バンド(仮)』の記者発表会に出席。川谷自身がプロデュースをおこなう、お笑い芸人の小藪千豊、くっきー(野生爆弾)、tricotの中嶋イッキュウ、現代音楽家・新垣隆のバンド名が「ジェニーハイ」となり、自身がギタリストとして参加することを明かした。また、来春アルバムを発売することを発表した元恋人のタレント・ほのかりん(21)について、川谷は「頑張って欲しいです」とエールを送った。
ジェニーハイは、BSスカパー!で放送中のドキュメントバラエティー番組『BAZOOKA!!!』で番組の知名度を上げるため始動したプロジェクト。地上波の音楽番組、音楽フェスへの出演を目標に番組出演者である小藪とくっきー、中嶋によって結成された。その後、川谷がプロデューサーに就任し、新垣が加入していた。
バンドではそれぞれ、小藪がドラム、くっきーがベース、中嶋がボーカルとギター、新垣がキーボード、そして川谷がギターとプロデュースを務める。
川谷のバンド加入について、小藪は「私たちの川谷さんがギターやってくれはるということで、演奏力も話題性も、そして最近は一緒にご飯なども行ってますのでチームワークも良くなりそうで最強のギタリストさんに来て頂いたなあと思います」とコメント。
中嶋は「絵音さんはtricotというバンドでもご一緒させて頂いたこともあるので、大変心強いです」と言い、新垣は「私はこのバンドに入るにあたり、オーディションを受けさせてもらったのですが、 川谷プロデューサーのお眼鏡にかなって大変恐縮しています。その川谷さんがギタリストとして加入されて、心強いと思うところです」とミュージシャンからも川谷が信頼されている様子を見せた。
また、くっきーはバンド活動について「芸人がどんだけついていけるか、頑張るしかないですね」と意気込んだ。
自身がバンドに参加することについて、川谷は「プロデュースやるのも、ギター弾くのもあんまり変わらないかなと。誰かにお願いするのも大変なので、自分で作ったものは自分で弾いた方が楽だと思って」と正直な気持ちを明かした。
さらに、「最初は何だ、これ? というか、取り敢えず川谷使っとけというか、僕が使われている感があって(笑)。でも、すごく良いバンドになるような気がして。音楽をやっている人より、やっていない人をプロデュースの方が、プロデューサーとしての手腕が試されるので楽しいなと思いまして」と現在はこのプロジェクトを楽しんでいる様子。
そして、バンド名「ジェニーハイ」はバンドメンバーがそれぞれ天才の集まりだと考えた川谷が、天才を意味する「ジェニー」という言葉を使うことを提案。小藪がそれでは奢っているようなので、「天才を超えていこう」という意味で「ジェニーハイ」となったという。小藪は「いつか、ジェニーハイというお酒でも作れたらと思います」と冗談を飛ばした。
これからの活動について、くっきーは「まずはきっちりと音源を作らせて頂きまして、世界の裏側まで広がればいいなと」とヴィジョンを明かし、小藪も「川谷さんや、イッキュウさんが出演しているフェスに出れればいいなと思っています」と具体的な希望を語った。
現在はゲスの極み乙女。の他、indigo la Endとしても活動する川谷。「このバンドは箸休めという感じで…」と冗談を挟みつつ、「3つともフラットに頑張りたい」と新バンドの活動にも意欲を示した。
また、川谷の元恋人でタレントのほのかりん(21)が、18日発売の配信限定曲「東京」で音楽活動を本格化させ、来春、アルバムデビューすることについて「頑張って欲しいです」とエールを送った。【取材・撮影=松尾模糊】